のびちゃんの「どうなるのよ日記」

病気したりケガしたり、なんだかいろんなことがありました。

爪に変化あり

2009-10-29 | (完)『病人づらの日記』
抗ガン剤3日目。

夜中、朝方、何度か目が覚めた。
寝てる間にムカムカしてたんだよね。
でも、眠かったから、すぐに寝られたから良かった。

今日も昨日同様、のんびり掃除洗濯。
ひとりで食べたい物を用意して、ゆっくり食事。

特になにも変わりない。
と思ったら、爪の色が濃くなってきたよ。
爪の付け根から半分ぐらい、血色が良くなったかなっていう・・・
いや、それよりも、ちょっと濃い色だな。
だんだん黒ずんだ色になるらしいよ。

どうやら便秘。
処方されていたお腹の薬を飲み始めた。
粘膜がやられるし、腸の具合も変わるんだろうね。

また、お裁縫。チクチク手縫い。
インナーキャップ。かな?
冬用の帽子は、チクチクすると思って。
その中にかぶる物を作ったんだ。
濃い色の使わなくなったTシャツを切って、作った。
Tシャツの生地は、伸びるからゴムもいらない。

また明日も同じような日を送るんだろうな。
ムカムカは5日間ぐらいでおさまるらしいから、
すっきりしたら、そこら辺、散歩しよっかな。
元気がでるといいな。


元々が出不精・・・・・それが問題だ。
このまま一歩も出ない生活を続けてしまいそう。

抗ガン剤、副作用は?

2009-10-28 | (完)『病人づらの日記』
昨日は、とても頭が重くて、動きもノロノロ。
1日病院にいた疲れもあったかもしれないけど、
いやいや、全身に薬が回ってる感がありありとわかったね。

お風呂に入って、顔をお湯につけて、鼻からぶくぶくゆっくり息は吐いて、
しばらくのんびり浸かってたら、頭の重みが少し減った。

そして、ぐっすり就寝。


朝起きて、気持ち悪くなるはずだった(マニュアルによると)のに、
むかつきは多少あるけど、なんだか平気だった。
洗濯して、キッチンの片づけして、みんなが出かけて、
洗濯干して、朝食前に飲む薬を飲んで、なんだかお腹が空いてきて、
食べられそうなものを選んで作って、ゆっくり、テレビを見ながら朝ご飯。

その後、お昼まで、チクチク縫い物をしてたんだ。
手作りで、マスク。



大きめに作って、鼻からアゴまですっぽり。
2重になっていて、間に不織布のマスクを切って、挟めるようにしたんだ。
家で乾燥予防に使う時は、不織布無しで使いたいし、
子供らが風邪菌持って下校してきた夕方からは不織布を挟めて、って、
なかなかいいアイデアだい!
よくみると縫い目がへたっぴだけど、まあまあ、満足。
花柄がかわいい。

そんなことをしているうちに、頭の重さが減ってきて、
ずいぶん体が楽になってきた。
でも、動き回ってると、すぐに疲れてへなへなになっちゃうけどね。

副作用に個人差があるってきいてたけど、
私の場合、すごく軽かったんだね。
よかったー。
以前に比べると吐き気止めや胃の粘膜の薬が良くなってるから、
とはお医者さんに言われていたんだけど、うまく効いてよかったよ。
その薬の量が多いんだよ。回数も数も飲み方が違うから、
小袋にわけて、カンカンに入れて、チェック表も作ったよ。


このまま、消化の良い物食べて、のんびり家事をやっていれば、
不自由はない。ああ、よかった。

残るは子供らが風邪を持ち込むのは、いつよ??
っていう心配。
ちまたで大流行よ。3人それぞれ違う学校に通ってるんだもの、
持ってくるよね~~。ウィルス。
学校ではマスク、家では手洗いうがい。
事情を理解してくれてるんで、子供らも気を付けてくれている。
ありがとね。

今日はボッコの大会

2009-10-25 | (完)『病人のふつうの日記』
水泳の大会でした。

予選と決勝と同じ日にやってしまうという、
過酷な日でした。

ボッコは9歳。9~10歳っていう年齢区分で競うんだ。
2種目、50mバタフライと100mクロールに出て、
どちらも、ギリギリで予選通過。
そんなだもの、決勝に出たって、いい成績になるわけがない。
でも、残ったもんだから、ずっと出番を待ってた訳です。
100mクロールなんて、最後の最後、18時スタートだよ。
9歳のお坊ちゃんったら、もうそんな時間まで集中力が続かないし、
疲れ切ってるしで、可哀想だったよ。

なんとか無事終わり、
帰りにファミレスでご飯を食べて、1時間の道のりを帰ってきました。


そして私は、このレースでしばらく大会はお預け。
ボッコのがんばってる姿はもっと見たいんだけど、
人混みには行けないし、体も辛いだろうから、
残念だけど、おうちから応援するってことになります。

プールでの練習を見るのも、明日が最後。
しばらく・・・・何ヶ月かなぁ・・・
行けなくなるよ。
さみしいなぁ。




さ、自由に動き回れるのは明日が最後。
しばらくは家に軟禁。

なにをやっておこうかな。
買い物にでも行って、ぶらぶらしていようか。

何をしておこう、ってヒデさんに言ってみたら、
「公園にでもいって、ブランコにでも乗ってたら」
だって・・・。

ああ・・・私のことをよくご存じな旦那様で。
そのようにしたいのはやまやまですが・・・
多少、恥じらいもあるのです。
昼間独りで公園でブランコ・・・・

ちょっと度胸がありません。




雪だるまの着ぐるみパジャマ買いました。
着ぐるみは大好きで、これで、4着目。
ドラえもんと、リラックマと、羊のロンパースと、今回買った雪だるま。

へへへへ。家に籠もって居留守を使うんだ。
一日中着ぐるみきてモコモコして暮らします。えへらへら。

ではまた。

ハゲ対策(写真、見て見て!)

2009-10-24 | (完)『病人づらの日記』
ハゲちゃうんだから考えなくちゃ。
快適なハゲ生活を送れるようにしなくちゃ。

まず考えたのが、抜け毛の悲しさと不気味さ。
抜けていく毛を指にからませて鏡の前で涙する・・・
そんな状況は涙をそそるから避けなければならない。
それから、子供の頃怖かった幽霊と言ったら、おいわさん。
顔がただれて長い髪がごっそり抜け落ちる・・・・
怖い。すごく怖い幽霊だ。
それから、幽霊話によく出てくる、排水溝に長い女性の髪の毛が・・・・
う~~~、夏の夜にふるえる話だ。

わたしにとっての女性の抜け毛のイメージには、「幽霊」があるんだ。

さ、対策を考えなければならない。
怖くないように、悲しくないように。

ズバリ、もう、今のうちに髪の毛を短くしてしまおう。
そう考えたんだ。

抗ガン剤治療をする人に、「髪の長い人は、前もって短く切っておくと
抜けた髪の処理も楽だしショックも大きくならずにいい」
よく、そう聞く。

私の髪型は、肩まで届かないくらいのショートボブ。
短いほうではあるんだ。
けどね、それでもその長さが抜けた光景を浮かべると、気持ち悪い。
まだらに抜けて、惨めな頭になると思う。
やはり、抜けた毛が指にからまるのはすごく不気味だと思う。
それじゃ、だめだ。いやだ。無理だ。

もっと、もっと、もっと、
はげてもわからないくらい、切ってしまおう!!


いつもお世話になってる美容院に行ってきたんだ。
訳を話して、気持ちを伝えて、
よーし、それじゃあ、これでどうだ?
と、見せてくれた男性の写真。
おうよっ!それに決めた。やっちまおう!!

やっちまったよ!!

    ↓





どう?どう?
こんな風にしちゃったんだ。
似合うっていわれたよ。

みんなが私の頭をなで回すんだけど。かわい~って。
もういい歳なんですが。(汗)

どうせ抜けちゃう毛をカットするお金ももったいないとも思ったけれど、
当分美容院にも行けなくなるし、ご挨拶もしたかったし、
行ってきて良かった。

それから、良かったことがもうひとつ。

そこの美容院は親子でやっててね、元は床屋さんなんだ。
オヤジさんが床屋さんをやっていて、
うちのヒデさんがずっと通ってお世話になってたんだ。
その店のつづきに美容院を造ったんだ。
オヤジさんの息子さんが店長なんだ。
美容院の店員さんは、なんと全員床屋と美容の両方免許を持ってるの。
なんと親孝行な息子さん達だこと。

そんなわけで、
カツラや付け毛にも詳しいんだ。
脱毛のお客さんもいるわけで、ケアにも詳しい。
色々相談にのってくれたんだ。

帽子に付ける付け毛とか、フルウィッグとか、
安いやつをきれいにカットして改良して、
私に合わせてくれるって。
それも、問屋さんからめぼしい物をいくつか取り寄せてくれるって。
でね、体の調子の良いときで、お客さんの少ない時間に、
やってくれるってよ。
それもすごく安い値段のやつ。
カットの技術でうまく見せてくれちゃうわけよ。


ずっと家にいるから、帽子かぶってればいいや、って思ってたんだよね。
でも、薬の治療が終わってから、出かけられるようになった頃、
髪の毛はまだまだハゲのまま。伸びるのに時間がかかるんだもんね。
そのことを考えてなかったんだ。

やっぱり、必要なんだね。

相談にのってもらえてよかった。




それから、今日はもひとつ、安心できる出来事があったんだ。
両隣の奥さんに薬の副作用で、しばらく居留守を使うことがあるから、
心配しないで、って、病気のことを伝えたんだ。
どんな顔をされるか心配だったんだけど、
ふたりとも暖かい言葉をくれてね、困ったことがあったらすぐに言うんだよって。
安心。安心。
こっちの隣のおばちゃんなんて、
調子いい時は、一緒にその辺散歩しようね!って、
お散歩の約束してくれたんだ。
おばちゃんとお散歩、楽しみだな。

私は、幸せです。
みーんな、優しい人ばっかり!
すごくありがたいです。
こんな幸せに生きていられて、ありがたいよー!


落ち込んで、ほぼ立ち直った。

2009-10-23 | (完)『どうなるのよ(不安)』
きいて、きいて、


治療計画を聞いたその日は、
少し興奮していたのか、家族に報告したり内科の主治医に報告したり、
夕飯の支度や洗濯物の片づけやら、バタバタ過ごして、
元気にいられた。

夜になって、ボッコが寝ちゃって、暗くなって、
急に怖くなってきた。
治療への不安もあるけど、それよりも、
「顔つきの悪い癌」っていうことをあらためて考えてしまったんだ。

薬の効果が出にくい場合もある。
他の癌細胞に比べて、細胞の増殖が早い。
転移しやすい。

私の癌は、ステージ1の早期。リンパへの転移もない。
ところが、増殖因子陽性ってことで、
ぱーんっ!と「ハイリスク」に跳ね上がってしまったんだ。

考えることって、「長生きできない」ってことだよ。
乳癌の特徴は、他の癌にくらべて癌の成長がゆっくりだってことなんだって。
転移しても共存しながら薬でうまく調整して長生きも可能だっていう。
確かに姉も、転移してから7年ぐらい普通に生活ができていた。

でも、私の場合は、その言葉はあてはまらないんだ。

この癌は、転移したら長生きはできないのかもしれない。
早いスピードで、どんどん癌が広がるんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・
そのことを考えてしまってたんだ。

ボッコがもっと大きくなるまでは、
せめて中学生、できれば高校生になるくらいまでは、
寝込まないで家のことをしていたいんだ。
転移さえおさえられれば。お願いだ転移はまだ先にしてくれ。

考えてしまうんだ。あたまの中をぐるぐるぐるぐるぐるぐる。
すごく緊張してきた。

そんなことをずっと考えてた。一晩。その夜は、寝られる訳ないじゃん。


朝になって、みんなも起きてきて、
私も服に着替えて元気に楽しく朝の家事をこなしてた。
朝になったら、もう大丈夫だったんだ。

そして、仕事・登校・・・・家にひとりになったんだよ。


まただよ。怖くなって、緊張しちゃって、
手先が震えてきたんだよ。
気持ち悪くなってきた。

まずい、これはすごくまずい、
冷静になって、病院に行こう。もうすぐお昼だ。急いで行こう!!
と、よかったね。冷静な判断ができたんだよ。
いつもの内科にでかけたんだ。

内科の受付のお姉さんに診察券を渡した。
昨日の今日で、びっくりした顔で、
「どうしたの?」って聞かれて、
そしたらね、急に緊張がほぐれて、涙が出てきてしまったんだ。
「うっく、うっく、緊張してきて、怖くなっちゃって・・・」
そしたらね、肩を抱き寄せてくれて、座らせてくれたんだ。
まっててね。先生に言ってきてあげるからね。
・・・・涙がポロポロ止まらなくなっちゃったよ。

ずっと家では泣かないでいたからね。
きっと泣きたかったんだね。
強い振り、平気な振りしてたけど、ぜーんぜん平気なんかじゃなかったんだ。
ものすごく弱虫なんだね。

診察室で、いつも忙しそうな先生が、
じっくりお話してくれたんだ。
もちろん、「転移なんてしませんよ」なんてことは全く言わないよ。
だって、可能性は統計的にあるんだから。
だけど、充分治療が効く可能性があり、
転移を押さえられることも充分に考えられることと、
それからすごく大切なことを教えてくれた。
気持ちが沈んでいると、免疫力がぐっと下がってしまうってこと。
そうなったら、静かにしている癌細胞に負けてしまうよって。
自分の免疫力を高めなくちゃだめだってこと。

不安のなくなる薬と、ぐっすり眠れる薬を処方してくれて、
「ゆっくり寝て、落ち着いて、栄養をとって、免疫を高めましょう」

ずっとジーッと私の目を見つめながらお話をしてくれたんだ。
私は、涙目で下向いてて、時々がんばって先生の目を見上げて、
でも、また下向いちゃって・・・でもまたがんばって先生の目を見たよ。
診察が終わって、帰る時、もらい泣きをしてくれてた優しい看護師さんが、
私に、「ひとりで考えないで、誰かにぶちまけちゃいな!
遠慮しないで、泣き言を言うんだよ!」って、エールを送ってくれた。
うん。抱え込まないで、状況を周りの人に言っちゃおうって思ったよ。
ずっとね、心配かけないように遠慮してたんだ。
近所の人やお友達とか、身近な人に。


がんばって家に帰って、薬飲んで、休んだ。
夜も、落ち着いて、薬飲んで、ぐっすり寝られた。


先生や病院の人たちにぶちまけて泣いたおかげで、吹っ切れた。
もしも、もしも・・・って、免疫力が落ちては、
ほんとにもしもの結果になってしまうからね。
ただでさえ甲状腺機能障害があるから、免疫さがってるってのに、
じょうだんじゃない。
自分のせいで癌に負けてたら、バカみたいじゃんか。
だから、落ち込まないで、前向きに治療に向かいます。

抗ガン剤で、うま~~~~~く、
散らばったかもしれない癌細胞を、沈めてしまうんです。
きれいに沈めてしまうんです。
うま~~~~~~~~く行くんです!!

あとは、外科のお医者さんを信じて、
治療をきっちんと続けて注意も守って、
お任せするのです!!

泣きたくなったら、泣くのです。

友だちには、迷惑を顧みず、
愚痴るのです。ぐちぐち。愚痴るのです。

そして、ほれ、

そこでこれを読んでいるそこのお友達(あなた達ですよ!にやり!)、
それから、通りすがりのあなた達!!(ジロッ)

私はあなた達に甘えます!!
愚痴や無駄話や、楽しかった話、聞いてね!!
ひとりぼっちはもう嫌だ!


がんばるも~~~~~~ん!!!!

術後補助療法

2009-10-20 | (完)『どうなるのよ(通院)』
摘出した癌の組織の検査結果が出て、
今後の薬物治療の種類が決まりました。

乳癌って(他の癌もそうなのかな?)、小さくても早期の治療でも、
形になっている癌を手術で取っただけでは、再発や転移の可能性が消えないんだ。
まだ見えない微小の癌細胞が散らばってしまっていることがあるんだ。
その細胞がどこかで根っこをはやさない前にやっつけてしまえ!
ってのが、薬物での補助療法の役目。大切な事。


私の場合、
1.1㎝の小さな癌ではあったのだけれど、
性質の悪性度、3段階に分けて表したうちの、その、3番目。
いわゆる「顔つきの悪い癌」でした。

ずび~~~~~ん。


ホルモンレセプター
         エストロゲン ・陽性
         プロゲステロン・陽性

HERタンパク (癌の増殖因子)・陽性


結果、抗ガン剤治療の後、ハーセプチンとホルモン治療をする、
もしかして、補助療法フルコース?

ということでした。
ずび~~~~~~~~~~~~~~ん。

ちなみにどんな薬をどんな感じにって言うと・・・

◎抗ガン剤点滴:アドリアシンとエンドキサンを3週間毎に4サイクル。

◎ハーセプチン点滴:3週間毎に18サイクル(一年間)

◎ホルモン療法:ゾラデックス皮下注射を月1回2年間
         ノルバデックス内服を5年間

・・・・・・・・・・・・・・ダッテバヨー。

何枚も綴ってある副作用についてのプリントをもらって病院を出ました。
とぼとぼとぼ。



そして、その後すぐに気を取り直して、
同じ日に手術をした病友(ちょっと年上の素敵な女性)と、
がっつりイタリアンのランチをほおばったのでした。
治療が始まったら美味しく食べられないぞーーー!
と、張り切って食べたのでした。


家に帰って、子供らに報告。
「残念ながらカクカクシカジカ。
ごめんよ~~。家のこと、全部はできなくなるかもしれないよ。
それから、風邪とか予防に気を付けてね。
私、すごく免疫力が落ちるらしいから、風邪とか引くと大変なんだわ。すまん!」

それから、
「ハゲたら、笑ってくれ~~~!!」と言ったなら・・・。
いつもなら、ハゲとかオナラでゲラゲラ笑う子達が、苦笑いしていたよ。
アハハハハ(汗)。

そして、大忙し。
甲状腺とアレルギーで内科に通ってるんだけど、
その病院に行って薬の事を報告して、
ついでに季節型インフルのワクチンを打って来ました。
今年は季節型のワクチンの本数が例年より少なくて希望者が多いから、
家族の分までは打てないって言われてたんだけど、
急遽、緊急ってことで、家族全員、その病院で接種してもらえることになりました。
ありがたいです。どもども。
この辺り、どこの病院でもワクチンの予約が希望通りいかないって、
お母さん達が言っていたよ。
そんな中、うちだけ、申し訳ないっす。

でも・・・・
今、新型が、身近でものすごく流行ってるんだけど・・・

家族は、うがい手荒い徹底。
私は、人混み禁止。
この冬は冬眠してます。zzzzz.........


事件だ。気づかなかった。

2009-10-19 | (完)『病人のふつうの日記』
昨日、家族でお鍋をつついて、
おいしいねぇ、おいしいねぇ、ラー油入れたらもっとおいしいよ!
なんて、暢気にテーブルを囲んでいたとき、
「ピンポ~ン♪」

「出てよ」と私はヒデアキ君に言って、
さらに暢気にお鍋をつついてホグホグしてた。

しばらくたってももどってこないんで、
「なんだろね、なんだろね、」と子供らとそわそわしていた頃、
難しい顔でもどってきたんだ。
ピンポンは隣の奥さんだったって。

訳を聞いてゾッとしたよ。
近所の高校生の女の子が、
帰宅途中、男に追いかけられて、
自転車倒されて携帯とお金持って行かれたんだって。
ケガしちゃったそうだよ。
それが、うちの目の前でって・・・
そう、もう、ほんとの目の前なんだよ。
リビングの窓の横でだ。
ちょうど夕飯の支度をしていた時だよ。
気づかなかった。
締め切っていると何も聞こえないのか・・・。
気づいてあげてれば、追い払えたかもしれないよね。
ああ、なんてこった。

その後、お巡りさんとか、念のためって救急車とかバタバタと。

またヒデアキ君は外に行っちゃって、帰ってこなくて・・・

おばちゃん達とずっと立ち話・・・・



おい、立ち話が長いぞ。



無事だったから良かったけど、
その男って、逃げたんだよね。

うちにも子供がいるんで、
すごく心配なんですが。
お巡りさん、助けてください。

風邪気味かな

2009-10-15 | (完)『病人づらの日記』
いつものように、みんなが出かけてから、
洗濯をして、掃除をして、
遅めの朝ご飯を食べて、
テーブルでcoopの宅配のチラシをみながら、
買う物をちぇっくしてたんだけど、
なんだか視点がそわそわしちゃって、
くらっとしたから熱を測ったら37.4℃。
昨日から少し喉が荒れていて、
片方だけ鼻がつまった感じがあって、
うがいとかしてたんだけど、
お熱でちゃったねぇ。

免疫力って落ちるのかな。
健康だったところに、ただ手術しただけなのに。



ボッコは毎日プールに通ってる。
夜6時30分から8時まで。
いつもは私が送っていってるんだけど、
こんな風になってからは、ヒデアキ君が仕事を早くすませて、
送迎をやってくれている。
おかげで、夜が長くなったよ。
受験生の兄ちゃんは外で勉強して遅く帰るし、
ウンカちゃんは、ドラマの録画を見てるし、

静かな夜だなぁ・・・。

まだ7時半なのに、もう、食後のコーヒーを飲んで、
日記なんかつけている。
ボッコとヒデアキ君が帰ってくる前に、お風呂に入っちゃう。

時間が長~~~い。

ってか、風邪気味なんだから、
早く布団にはいりましょう。はい。

外来診察

2009-10-13 | (完)『どうなるのよ(通院)』
退院後1回目の診察の日。

11時30分が予約だったのに、
連休明けだからかすごく混んでいて、
13時すぎだよ。やれやれ。

でも、待っている間、
同じ日に手術した人がいたから、
ずっとお話してて、
時間はつぶせた。


縫った所、透明のテープがビターっと貼ってあったんだけど、
それをはがして、肌色のテープを、今度は、
 ‡ ←こんな感じでペタペタ貼ってくれた。
このテープは、自然にはがれるまでそのまんまだって。

少し、辺りが軽くなったよ。
せいせいした。

手術の結果の説明があったんだけど、
充実腺管癌(よくある乳がん)で、
浸潤経1.1㎝。
4つ取った腋のリンパ節のうちから1つ癌細胞があったって。
でも、「孤立癌細胞」で、心配のないものなんだそうだ。
心配はないっていわれても、腋に行ってたって思うと、
ちょっとドキッとするよ。ぶるぶるっ。
だからリンパ4つも取ったんだね。
検査するのに1つ取るって聞いてたから、
念のために取ったのかしら?って思ってたんだけど。

先生「腕はどのぐらい上がるようになりました?」
私 「このぐらいです」
と、上の方に手を持って行ったところ、
先生(ぐぎ~~~っともっと上に引っ張って)
  「ここまでリハビリしてください。
   傷が治ってからでは動かなくなっちゃいますから」
私 「ひえ~~~~~~(大汗)」

痛かったけど、そんなに無理してリハビリしないとだめなのね。
わかりました。がんばります。

で、また来週。

来週、薬物治療の薬の種類が決まる予定だ。
細胞の性質によって、使う薬が違うんだって。
それから、悪性度によっても治療方針が変わるらしい。
そこまで細かい検査をしてもらえるんだから、
ありがたいよね。
検査の技術が素晴らしいよね。
ほんと、ありがたいねぇ。


さ、私の薬は、なんなんだろう。
副作用が少ないやつだといいんだが・・・。



ボッコが初めて傷を見ました。
「わあ、大変だったねぇ・・・・
でも、切断より命。命が大切。だから、元気だしてね!」
て。優しいねぇ。
でも、「切断」って、言葉の使い方が、いさぎよい。

退院後はじめてのお出かけ

2009-10-12 | (完)『わ~い!(おでかけ)』
秋晴れ。さわやか。
気分もよかったから、
出かけよう、出かけよう!
ヒデアキ君とボッコをけしかけて、
ドライブに連れてってもらった。

車で40分ぐらいかな。
赤川ダム・森林公園に行ってきた。
山に囲まれて、静かなダム。
そこに、ちょこっと公園がある。
ヒデアキ君とボッコが遊んでる間、
ぶらぶら公園の周りを散歩してた。

次に・・・
大谷。
大谷石の町。

石の山が削られて、
あらわになった石の断崖がそびえてる。

写真は平和観音。でっかい。


大谷寺を拝観。
千手観音を見てきた。
鎌倉時代頃に造られた大谷石の壁に掘られたいくつもの仏像も見事。




帰りに買い物をしたり、
久々の外出をちょっとよくばりすぎたせいか、
脇の下が痛くなってしまいました。
でも、お風呂に入ってくつろいだ今は、
痛みもなくなり、楽しく日記をつけてます。


明日は、通院日。
さてさて、傷のテープははがしてもらえるのかな・・。

リハビリ

2009-10-11 | (完)『病人づらの日記』
右側の乳房全摘出と、
生検のために脇の下のリンパ節を4つ取った手術をしたわけだけど、
神経や血管にダメージもあるのよね。

上腕の付け根内側と、肩胛骨に近いあたりの感覚に障害があるんだ。
触っても、触ってないみたい。ぶわぶわっーっていうさわり心地。
リハビリであるていどは治るようだけど、
こういうのは完全には治らないものらしい。
う~~。やな感じ。
脇の下の神経ピリピリも、そういった系統の不快感なんだろうね。

切除した傷のあたりは、痛そうなんで触ってなかったんだけど、
今日は痛みも減ったんで、そろりそろり触ってみたら、
そこも、脇と同じぶわぶわーな感じ。あらら。変な感じ。


う~~ん・・・。



今のところ、腕の上がり具合は、70%ぐらいかな。(テキトーだが)
そこから先は、どうにもこうにも上に上がらない。
脇の下が突っ張って、痛いんだ。そこを、毎日毎日のばしている。

リハビリのやり方が書いてある物を病院でもらった。
腕を開いたり閉じたり、上げたり下げたり、伸ばしたり縮めたり、
地味な運動だよ。


ぐんぐん、ぐんぐん、振り回していた腕なのにな・・・。




今日はすごくいい天気。
澄んだ空気を小さく深呼吸。(大きく息を吸うと痛いんで)
ヒデアキ君は仕事でいないから、また家に籠もっているんだけど、
明日は、近くのお店にでも連れてってもらおうかな。
少しは歩かないとね。

今、
自治会の体育祭をやってます。
我が家は理由も言わず不参加です。

弱音をはくこともある

2009-10-09 | (完)『どうなるのよ(不安)』
痛くないとか言っちゃってるけど、
実はそれなりに痛いのよ。
常にジワジワ痛い所に、度々ピリピリがやってくる。
深呼吸をするとパリッと引っ張られて痛い。

寝るときだって痛いから、なかなか寝付けない。


すごく痛い訳じゃない。
ジワジワの痛みが1週間続いてるからね、
もう、嫌になってきた。

うつ伏せにだってなりたいじゃんか。


傷には布団が重たいよぉ。

ボッコからのお見舞いの品

2009-10-09 | (完)『どうなるのよ(入院)』
手術の次の日、土曜日。
ボッコとヒデアキ君がやってきました。

「きゃ~~~~~ボッコ~~~~~!!!」
2日会わなかっただけなのに、
特別嬉しかったよ。

お見舞いに、寝るときさみしくないようにって、
プーさんのやわらかいぬいぐるみを買ってきてくれました。

「寝ているプーさんは珍しいんだよ!」
ボッコは嬉しそうに教えてくれました。

ちょっと女の子っぽい所のあるボッコ君なのです。

全身麻酔初体験だよ

2009-10-09 | (完)『どうなるのよ(入院)』
手術の前の日は、午後9時以降、水も飲んではいけません。
朝食ももちろん抜き。

予定通りお昼の12時頃、「呼ばれましたよー」
と、看護師さんがやってきた。
うっ、いよいよか。
元気な私と付き添いのヒデアキ君は、看護師さんの後を付いて行った。
ガラガラガラ~点滴を引きずって歩いて手術室入り口。
「行ってきます」ヒデアキ君とバイバイ。

自動ドアを抜けると、アルミ色の分厚そうなドアが両側にたくさんあった。
ドアの上には1番2番って、番号がついていて、
「こんなに部屋があるんですか?」
「10室あるんですよ!」
そんなに手術室ってあったんだ~。驚いたよ。
私が入ったのは3番の部屋でした。

中は、まず手術室の担当の看護師さんと病棟の看護師さんの引き継ぐ境目。
病棟の看護師さん、さようなら。
手術室担当の看護師さん、よろしくお願いします。


細いベッド(手術台になる)に乗っかって、ゴショゴショと色々やられて、
段取りの良いことさすが、もう、あっという間に、
「これから眠くなるお薬を入れますからね~」
と、金髪の阿部サダヲ(医龍)に雰囲気が似ている麻酔科の先生が、
点滴の管をいじってました。
いよいよか~~。どうなるんだろ~~。
「入れますよ~、はい、入れました~。はい、眠くなります~」
目を閉じようかと思ったけど、いや、どうなるのか見てみたいと思い、
天井をずっと見ていました。
でも、ずっとは見ていられませんでした。

すぐに、開いていた目の視界が「ヒューゥ」っと中央に向かって黒くなって・・・
それだけ。
1秒ぐらいかな。「ヒューゥ」

・・・・・



うっっっっ。グーーー苦し~、うっぷうっぷ、
なんだかわからず、苦しさにビックリ、目が覚めました。
挿管を抜いて、酸素マスクを付けられて、
「深呼吸してくださーい」の声を聞いて、
・・・・ああ、手術をしていたんだっけ・・・・・・・・・
と、やっと前後がつながりました。
「手術終わりましたよ」

それ聞いた感想。
「ああ、無くなったのか・・・(知らぬ間に)・・」


病室で寝ていたベッドが向かえに来ていて、
いつもの看護師さんに運ばれて、病室にもどりました。
運ばれてるとき、クラクラしてた。

その日、その晩は、ぐっすり寝られるだろうと思ってたんだけど、
ぜんぜん。だめ。
おしっこの管が気になったり、傷が気になったり、点滴が気になったり、
首が痛かったり、頭痛になったり、
一晩が長かったよ。


傷の痛みって、そんなに強くなかったんだ。
痛み止めも入れず、それでも平気。


私の傷は、なかなかカッコイイよ。
もともとやせ気味で水泳の筋肉がついていて、
男の子っぽいのよ。
そこに、右肩の下から胸の中央に向かって、斜めにバッサリ。
まるで、刀傷。

私、もしかして、BLEACH(マンガのブリーチ)に登場しちゃうかも!!

そんな胸になりました。