勝利へ担い手広げて
市民要求も相談も
小倉北区(定数11)
定数11に23人の立候補が見込まれる多数激戦の小倉北区―日本共産党は、出口しげのぶ(64)、大石正信(66)両候補=いずれも現=が立候補し現有議席の確保をめざしています。自民は現有2議席から元職2人を加えた4議席へ、立憲、維新、国民がいずれも新人を擁立し議席増を狙い、ほかにも現役世代の無所属新人が多数立候補します。
出口、大石両候補は連日、党支部メンバーとともに「声の宣伝」や「折り入って作戦」、SNSをフル活用した支持拡大に奮闘。両氏ともに市民要求の実現のために日夜、地域を駆け巡り、地域住民から信頼が寄せられています。
出口氏は、住民の声を受け、ボックス型ゴミステーションの設置を議会で強く要望し、購入費用の助成を実現。その活用を広げ、多くの喜びの声が寄せられています。災害による危険個所の調査・改善にも奔走し、併せて環境問題にも力を尽くしています。
大石氏は、5期18年間に5000件もの相談を受け、内容も多岐にわたります。大畠地区のスーパー閉店による住民の悲痛な声を受け、自ら署名を手がけるなど、住民との共同でリニューアルを実現。地域でも評判となり、身近な相談役として支持を得ています。
共同で政治動かす
小倉南区(定数12)
小倉南区は、定数12に19人の立候補が見込まれ、新人の、うど浩一郎候補(51)が、6期24年市議を務めた藤沢加代市議のバトンを受け、議席確保をめざします。自民は現職の議席確保と元職が議席奪還を、維新が1議席増を、立民、公明、国民が現有議席の確保を狙い、若手の無所属新人らが議席を争います。
うど氏は、市民とともに2万3000人超の学校給食費無償化を求める請願署名を議会に届け、党市議団のみが紹介議員に。市議選に向け無償化を掲げる他党の現職候補者もいますが、市民と共同し、議会を動かしてきたのは党市議団であり、さらに署名を積み上げています。
「戦争する国づくり」が急速に進められる中、区民の夏祭りの陸上自衛隊小倉駐屯地での開催や北九州空港の軍事利用に対し住民とともに撤回を求めてきました。
高齢者福祉乗車券の訴えに大きな期待が寄せられ、地元の横代地区や、パン工房を営んでいた北方地区で知名度を生かし支持を広げています。
女性の声を議会に
八幡東区(定数4)
八幡東区では、日本共産党の、きた時子候補(73)=新=が党議席の奪還を目指します。同区は定数4を、きた候補に加え、自民、公明、立憲民主、無所属の現職4人、無所属新人2人の7人で争います。
同区では2017年の市議選で党候補が当選するまで36年間女性市議が不在で、今回もきた候補が唯一の女性候補です。医療ソーシャルワーカーとして貧困の解決に尽くしてきた、きた候補。「女性、高齢者の声を行政につなぐのは私しかいない」と訴えます。
市民の財産を損ない地域の存続ができなくなると大問題となった区域区分の見直し。発端は同区での強権的な計画の発表でした。日本共産党は市内全区で住民とともに署名活動を進め、事実上の撤回に追い込みました。
公明党支援者が4人一組で故人のつながりをたどって複数回訪問するなど激しい選挙戦が行われている八幡東区。きた候補は女性のつどい、女性宣伝で党市議団の実績や値打ちを伝え支持を広げます。
命と暮らしを守り
八幡西区(定数15)
八幡西区で日本共産党は、いとう淳一(73)、永井ゆう(34)両候補=ともに現=が2期目再選をめざします。
市議選最大の選挙区となる定数15の同区。共産党の2候補に、自民5人、公明3人、立民2人、維新2人、国民1人、参政1人、無所属8人(推薦含む)の24人が立候補、各政党が参院選もにらんで勢力拡大をはかり激突しています。武内和久市長や現職国会議員らの支援を受ける候補もおり、ネット選挙の普及で泡沫(ほうまつ)と言える候補はいない大混戦です。
市民生活の苦境が著しい同区では、買い物が大変、ガソリン代が高いと市民の声が上がります。いとう、永井両候補は、物価高騰から暮らしを守り、北九州空港の軍事利用やめよと迫っているのは共産党だけだと語り、訴えが届いたところで支援の輪を広げています。
いとう候補は、医療の専門家として尽力したコロナ対策や災害対策の改善の実績を強調。永井候補は子育て支援の改善をさらに進めると語り、インターネット動画の1本は再生回数が8万回に迫っており「見たよ」との激励も。両候補ともに当落線上で他党の候補と競り合っており、担い手として支持を広げてと市民に訴えます。
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