4.なぜ貯蓄・投資バランスという概念は消滅したのか?https://blog.goo.ne.jp/thegeneraltheory/e/13d1b85bf14ef64efb5d252f50157386で、「次回、余剰資金の発生の原因とその対策を考える。といっても本ブログの読者には自明のことであろうが。」と書いてずいぶん経った。実は原因と対策は一般理論に書いてある。 と言ってもケインズ教条主義を展 . . . 本文を読む
「日本経済の将来を展望する」もずいぶん長くなってしまった。ここで少々まとめてみたい。国民経済計算によると2012年から賃金総額(*)は増え続けている。増加の原因を、もう一つの賃金に関する統計である賃金構造基本統計調査から探ってみると増加の重要な要因は勤続年数の上昇にあった。賃金の上昇に一番必要なもの、それは安定した雇用環境である。ところがGDPの成長率は賃金総額の増加率を下回っている。賃金の上昇 . . . 本文を読む
借り手のいない貯蓄は余剰資金である。日本経済は余剰資金に溺れているということを二回に分けて書いてきた。筆者が経済学の勉強を始めた頃、貯蓄-投資バランス(ISバランス)は中心的な分析手段だった。今やすっかり見なくなってしまった。その経済思想史的分析は脇に置いて余剰資金の発生原因について考えてみたい。1.余剰資金で公的債務を削減すればいい。 のか? のか?と書いたが、財務省がこう考えていることは間 . . . 本文を読む
「日本経済の将来を展望する? 99%の悲観論に抗して」のまとめ③となります。 日本の将来に対する悲観論が大勢を占めている。この悲観論は政治的思想的立場を問わない。年齢、性別、社会的地位も問わない。現代日本を重苦しく覆っている「空気」である。悲観論のいちいちをここで取り上げることはしないが、少子高齢化という「自然現象」を「諦めの境地」で迎えているのではないだろうか。重苦しい雰囲気の下では極端な言動と . . . 本文を読む
「日本経済の将来を展望する? 99%の悲観論に抗して」のまとめ②となります。 日本の将来に対する悲観論が大勢を占めている。この悲観論は政治的思想的立場を問わない。年齢、性別、社会的地位も問わない。現代日本を重苦しく覆っている「空気」である。悲観論のいちいちをここで取り上げることはしないが、少子高齢化という「自然現象」を「諦めの境地」で迎えているのではないだろうか。重苦しい雰囲気の下では極端な言動と . . . 本文を読む
「日本経済の将来を展望する? 99%の悲観論に抗して」のまとめ①となります。 日本の将来に対する悲観論が大勢を占めている。この悲観論は政治的思想的立場を問わない。年齢、性別、社会的地位も問わない。現代日本を重苦しく覆っている「空気」である。悲観論のいちいちをここで取り上げることはしないが、少子高齢化という「自然現象」を「諦めの境地」で迎えているのではないだろうか。重苦しい雰囲気の下では極端な言動と . . . 本文を読む