松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

深夜2時 西新宿

2006-05-11 15:39:14 | Weblog
私の手帳には 5月11日 真夜中、新宿の街を駆ける とは書いてないのですが

事実である。
この日、まぁその時点では第1志望の会社のエントリシートの提出が勿論頭から離れずにいた。

日中に受けた会社説明会は、その会社の人のプレゼンテーションがほんとに駄目駄目でした。
結構大きなホールでプロジェクターを使って、スクリーンに資料を映しながらの説明だったのですが
字は小さい、声は小さい、やる気が感じられない。まぁ会社概要は聴くだけで良いのですがね…。

終わると、すぐさま丸の内・東京オフィスに向かう。
途中にナチュラルローソンに寄って、大豆と大根がたっぷり入ったサラダを買う。
東京に来て、これにはまっているのである。
210円と安く、ドレッシングも淡い味を♪

迫るかのように立ち並ぶビルと、十分に日差しを受けている鳥渡の皇居を眺めながら
東京のそのキャンパスで食べるサラダもどこか格別に美味しく感じられる。
しかし、悠々と食事を愉しんでいる場合ではなかったと、田原の如く「ハッ」としーた。
あの書類は今日中に提出しなければならない…
果てしなき白くブランクスペース。

頭を使った。って言っても工夫をしたとか、そういうことじゃないんだ。
ただ、設問で聞かれた『私』を、私は血眼になって探した。
見つかった『私』をどう表現するか、私は言葉を血眼になって探した。
やはり、閉館時間の9時には終わらず、すぐ大手町から新宿へ移動!
他に行くところがないのか?と言われても可笑しくないくらい
自然と、歌舞伎町の方へ足が向いてしまう。依存してんねん…いや、ほんまに。

漫画喫茶というのは、今回上京して初めて利用したのですが、とても素晴らしい空間である。
また、私のような就職活動生には「おい、持って来い!!!」のコンビニエンス・スペースである。
そんな事に一々感慨深くなりながらも、考える。キーボードを打つ。書類に書き込む。
必死だった。
完成したのは夜1時半頃だったか。日付は既に変わって当の提出期限日なのですが

まだ希はあったのだ。
これは、はっきり言って奇跡だった。
東京に居ることが救いで、新宿に居ることが救いで、郵便局留だったことが救いだった。
しかし、ある不安が過ぎったが、「やるっきゃ…ない!!!!」と何千回自分を言い聞かせただろう。

歌舞伎町から西新宿の郵便局、夜間窓口に駆け込む。いや、走ってはいなかった。
「もう、大丈夫。」という確信があり、真夜中の暗い西新宿の街を
「こういう風景も悪くないな。」と思ひながら、確実に1歩1歩をかみ締めていたのである。

書類はちゃんと受理され、帰り道はとても晴れ晴れした気持ち★
星一つない黒い町で、その日誕生日のあの娘と、なぜか京都在住のFabsの独裁者とメールしてた。

その少し前だったか、ホームレスのおばさんに泥棒と間違われたけど、謝ったくれたので、俺許した☆

要するに僕は、ラッシュ時でも恋路でも、「押し」が弱いんだな。

2006-05-10 23:36:59 | Weblog
どうも。遅れている分は挽回せんとぉーーーー!!

まぁ、5月16日分までは『在京日記』とでも申しましょうか
折角東京に居るんだから、東京の事を書こうかと思っとります。

さて、この日、何があったっけ?と手帳を見直してみると
『生まれて初めて東京のラッシュを体験』と記してある。
朝から、西新宿のセンチュリーハイアットといふホテルでとある会社の説明会がありまして

それに向かうために、このラッシュ時の電車に乗らざるをえないかずきでございまして
それが「ラッシュ」とちゃんと認識できたのは…何度も、も、もみくちゃにされ、もう新宿に着く頃…
不感症か、俺は!!
それが、「ラッシュ」と分かったのは電車がホオムに入ってきて減速して中の様子が見えた頃。

昔学校だったかな、高度成長期の日本の様子だろうか知らんないけど
教材として、東京のピーク時の通勤ラッシュの映像を見させられたことがあるのだが
その時の情景ったら、駅員が蹴って、押して、押し込めないとドアが閉まらないほど。
乗客も前の人にタックルしないと、乗ることが出来ないほど。
そんな時、朝電車になんか乗りもしない僕は、当たり前だけど他人事のように

「おいおい、蹴るな蹴るな。」
「おいおい、タックルするな。」
と笑っていたのですけど、実際経験すると…
あれは凄いね。
「ラッシュだから」という理由は絶対性を帯び
背中を押されても許さざるを得ないかずきなのです。

普段、我々は、例えば後ろから背中を押されたりすると
「何すんのよ!!」と怒ってしますが
この1年365日24時間60分60秒の何処かに
別に背中を押されてもイイって言える時が存在すると学んだ。
自分ではやりたい事が分かっているのに、その一歩を踏み出せない時と、通勤ラッシュの時である。

さて、ラッシュ時の電車に乗ってみての、その時の心境というのも
【吃驚】ときて、【不安】といふ色に変わっていく。
私は痴漢行為などしないという理性と自信があり、怒りさえ抱くのだが、どうしても万が一を考える。
『冤罪~もし、疑われたら~』とでも銘打っておこうかしら。

まず、手が心配である。
しかし、左手に鞄を提げ、右手には本を。
完璧である。何が完璧か分からないが、それにしても完璧なのである。今の私には打ち所はない。

が、である。(大丈夫だよな?大丈夫だよな?)と、何度も何度も自分と確認し合う。
(これで疑われたら、どう弁解し…否、弁解って言葉は変か。実際悪い事してないし…)と心配する。

頭の中の第3の手は、前の女のブラのホックを既に外してるんですけどね★怒られるわ。

反省

2006-05-09 21:35:08 | Weblog
いやいや、ほんまに忙しくて?…まぁ更新できる環境は十分に整っていたのですが

時間がなかったのでしょう、きっと。
それにしても、更新しないとアクセスしてくれてる人が減ってしまうね、本当に。

ホームページでもブログでも
やはり良いページや超人気のそれというのは
勿論運営している人本人が人気芸能人だったりカリスマだったりという要素もあるのだろうが

更新頻度がとても高いというのもとても大きな要因なのだろう。
毎日更新している人を暇人と見なすか。
常に人を飽きさせないエンターテナーと見なすか。
それは、この文を読んだ人各々が決める事なのですが

私は「良いwebページとは~」なんて上記したので
折角私の、もしかしたら全くつまらない、こんなページに足を運んでくれる誰かのために
応えるべきだよなぁ~、なんて東京の街を歩ってる時に感慨深くなったりもしました。

まぁ、就活中にこんな雑念が私の頭の中でどんどん湧き上がっているのですが
このブログは、就職活動を理由になおざりにしたくはない、と堂々と言えるくらい

私にとって大きなモノになりつつあるし、さらに質を上げていきたいと思いました。

丸の内ぶいるでぃんぐす

2006-05-08 17:28:53 | Weblog
やぁ☆どぅもぅ★

東京での就活というのは、ほんとにほんとお金を遣います。
比較的に淀屋橋・本町に固まっている関西に比べて

「東京23区内所在すれば便利なんだから、どこの区でもイイ。」
と、考えてらっしゃるのかなん?
160円、190円の繰り返しで…お金が飛んでいきます、青い鳥のように。

しかし、『東京』という町がこれ程面白いのかと、ほとほと再確認せざるを得ないくらいに
例えば、丸の内を歩っている最中なんか、高層ビル1棟1棟にイチイチ感動して
涙流して、それが目に滲みて「前が、前が、前が見えない~」なんて叫びながら
大きな道路に飛び出してテクシーの運転手に怒鳴られるという

そんな東京おっちょこちょいライフを誰が予期出来ようか。

出来ない。
反語。
って、まぁ、そんな事言ってる場合ではないのですが…

しかし、ビルはビルでも丸の内に多い三菱地所の、あの無機質なビルは
なんか「ビルっ!」て感じがして、好きだなぁ…(感慨)
既に在京6日目ですが
東京オフィスに入り浸っておりまする。なんて言っても便利で、心地が良い♪

ここで働いておられる職員の方々も、とても親切で心温まる。
一度も訪れたことがないけど、この先きっと訪れるだろうって方へ
最寄は大手町です。

いやしかし、辿り着くのに苦労したよ。そして、とても迷惑かけたよ、特に#17君。
ありがとうござました!!! 追伸:好い所です。わざわざ東京駅から歩って通うことも☆

記 2006/05/15 関学東京オフィスにて

東京東京

2006-05-07 02:58:46 | Weblog
今日、東京に発ちます♪

主な目的は就職活動で、1週間くらい行って来ようと思います。
帰阪は17日頃になりそうです。

mixiというのがこれ程有り難い存在だと思えたのは初めてだろうか。
その情報力に感謝します。
感謝感激雨嵐(嵐)です。ええ歌。

というのは
銀座松坂屋の7階催事場にて
『没25年 向田邦子展』が催してあるらしい。
mixiに招待されていなかったら絶対に掴む事は出来なかった情報であり

飛びついちゃった~ん♪
それが8日までという事だったので
(別に9日からでも良かったのですが)前乗りで上京しようかと。

昨日#6さんに尻を叩いてもらい、会社説明会と詰め込み
兎に角7日から16日まで東京に滞在します。

自転車では行きません。夏に☆

ほ、星の王子さま

2006-05-06 23:55:23 | books
さて、ついさっきだったか

サン・テグジュペリ著の『星の王子さま』という本を読み終えたのですが
とても感動しました。

そもそも、これは課された作文を書くべく
その材料としてこの名著とされている本を選んだのであるが
やっと買ったのが、今日の午後5時くらいだったか、西北のアクタ・ジュンク堂にて。

様々な出版社から発行されており
またJ.D.サリンジャーの代表作『ライ麦畑でつかまえて』みたく
様々な方が日本語訳されている。
だから読み比べとうものをしてみようかと思っているのであるが

(『ライ麦で~』関して言えば未だ一冊も読了しておらず…あとちょっと!!
 #81君とも話したが、読んでいて非常にしんどくなる、ある種代物である。)
兎に角、まず今回私が選んだのは、中公文庫(中央公論新社)の小島俊明訳のものです。
全ページカラー、150pほどですぐ読めます。(味わって読むべきものだが。)
幾点かの挿絵もあり(それら挿絵が重要なっていくのですが。)

「ほぉ~~~~~~…」と、とても感嘆したことは幾度と。
本の題名から想像して私は幼児向けの物語絵本として認識してたが
決してそれだけに留まらない内容である。
子どもだけが読んでいればいいというような事は絶対無い

僕たち俺たち私たちあなたたち大人も必ず一回は読んでみるべき本であると確信しました。
私も一回読んだだけで、著者の伝えたいことなどを完璧に把握できてないのは勿論であり
これから先何度も読み返していくのだろう…

この本、今日まで内容は全く知らなかったまでも、広く世間では名著とされていることは知ってて
唯、それだけ。卒業コンパで#52さんにこの本を贈ったのですが(読んだのであろうか?)

内容も知らず人に勧めるのは、今から思えばとても無責任な話と、今私は気が重いです。

意外な2日

2006-05-05 22:43:08 | acts with fabs
4日のfabsに卒業した同期と共に、先輩の#6さんが来られ

アフターの後、#6さんは僕の家に来られました。
とても久しぶりではないだろうか。

あれほど多くの人が寄ってきていた2年前とは違い
最近では全く寄り付かなくない、例えると、た、例えると…思いつかへん。
けど、あれ程仲の良い先輩さえ、この部屋に訪れたのは何ヶ月ぶりであろう…

それがとても意外とも思えるのですが
それから2泊なさった事実もまた意外だったのです。
あの夜、鳴尾バーミンガムの前で、まさか2泊されるとは思いもよらない。
どうして想像出来ようか、否…出来ない。

これは慈悲の心である、私の。
その寛容さは、きっと世界をも包み込むのだろうと僕は自分ながらに
自分の懐の深さに恐れさえ覚える程。

さて、昼過ぎに起きてだいこんやにてその日最初の食を愉しむという
勝利の方程式も未だ健在であった。

篠原、永井、ペドラザ。

ある夫婦のカタチ

2006-05-04 07:00:03 | books
『爆笑 夫婦問題』(太田光代著)読了。

漫才師コンビ・爆笑問題の太田光さんの妻・太田光代さんが著したその本を
昨日買って来て、つい先ほど読み終えました。

とても感動しました。
結婚はおろか恋愛もない私が読んで
とても良いなぁと羨みました。

結婚生活というのは、私にとって遠い存在であり
今も別に(早く結婚したいっ!)って思いは露ほども…。
それは、自分なんかまだまだ子供だしっていう気後れを
例えば、既に結婚してる同級生とか、普段から付き合ってる友人に対して感じています。

本文に出てくるように
太田夫妻も、昔は一生結婚をする気は無かったそうです。
その理由が、例えば太田光さんで言えば結婚制度に対しての疑問や、自分の身の邪魔になるという
そういった理由であって、でも、お2人は結婚するだけの大人であったには違いないのである。
そこら辺は、本人に聞いてみないと分からないのだが

僕といえば、結婚するに当たって
相手に対する責任。社会に対する責任。他に諸々に方面に対してあるだろうけど
それを負える絶大なエネルギーを今の僕には備わってないのは、明らかである。
そもそも、「責任」というものがどんなんだか分かってない様な気もするし。
本ではそういう事に関しては触れられていなのだが
お互いがお互いをどんな風に想っていたのかというのが目に見えるようで…。

周りの、恋愛、結婚というものが人間にとって当たり前であるという空気もたすけて
僕は、この本を読むまで異性と一緒になることの意味というのも分からなかったのです。
極端に言えば、絶望さえしてたのですが
(この本を読んで分かるというものでもないのですが)
でも、読んでいく内に

それまで僕自身が抱いていたイメージとは全く違った恋愛のカタチ、結婚のカタチで
「あっ、こんな夫婦もあるんだな」と
所謂想像を絶したのです。
太田夫妻がどのようにして、好きな人と楽しんでいたのかがよく伝わります。

そう、あのお2人は常に楽しもうとしておられたのだ。
それは数あるカタチの1つとして認識しなければならないのは確かです。
そして僕の場合、まず恋愛といふものから始めなければなりませんが

そんな僕がいいなぁって、結婚って良いものなのかなって
心から羨ましいと思えました。

良い本に出会いました☆

披露宴

2006-05-03 06:06:20 | dramas
この度結婚することになった2人が、披露宴をするか否かで口論を繰り広げている。

A「どうしてもしなきゃ駄目なんだって。」
B「嫌、だから。する必要ないって!!…なんで、理由は?」

A「理由なんかない、何がなんでも…」
B「理由が無いって…あのね、世の中に理由がなくて存在するモノなんてないの!」
A「また、難しい話して。」

B「難しくなんかない、ちょっと!人が話してる時にあやとり…しかも1人で。」
A「あっ、ごめんごめん。じゃあ、今度はこっちが聞くけど、なんでそんなに拒むの?」
B「なんでって。あんなもの恥ずかしいだけだし。」
A「恥ずかしいってどういうこと?結婚が恥ずかしいことなの?」

B「いや、結婚自体はそうじゃない、披露宴が恥ずかしいの!わざわざ見せびらかす必要ある?」
A「…本当のこと言うと、自分だってどうでもいいよ。でも、親に晴れ姿見せてあげたいじゃん。」
B「…」

A「どうせだったら司会もするし。」
B「いや、いい…」

披露宴は譲れない新郎と、全く興味のない新婦がそこに居たのである。

はたまた此れも理想である-横田早紀江さん訪米について-

2006-05-02 19:45:03 | current affairs
ここ2,3日に紙面に踊ったある記事。

北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母・横田早紀江さんが訪米し
「拉致問題解決への協力」の約束をブッシュ米大統領から取り付けた。(言い方悪いか?)

米国にしろ韓国にしろ
国際社会が拉致問題というものに対して熱くなり始めたのは、最近になってやっとである。
「熱く~」と表したが、しかしそれは未だ、関心を持ち始めたというレベルに過ぎない。

米国の助力は確かに拉致問題は解決に向けて大きく前進するであろう。
私も日本人として、拉致問題が早期に決着することは、望である。
しかし、ここにある一つの違和感が私に浮かんだ。
それは、直にホワイトハウスまで赴いて懇願した事実に対してである。

これは何を意味しているのであろう。
現状は…もはや米国に頼らざるを得ない状況であるか。
これは、きっと…もはや日本の外交力が当てにならないことを意味しているのではないか。
詰まる所この問題に取り組む上で、米国が仲介する要因は全く無い。
究極的に日本国と北朝鮮がタイマンで解決すべき問題なのである。

別に横田さんを責めている訳では、全く無い。するとすれば、日本政府に対してである。
確かに、この世界を支配している米国、我が宗主国たる国の
その力が多分に北朝鮮への圧力になることは相違ないであろう。親がやっと手を出してくれる…
また、拉致問題に対して未だアベコベな切り口で、白を切り通そうとする北朝鮮の態度。

どう考えても、八方塞がりのような感じがしてやまない。
それを考えると、まぁ現実的には、我々にとって大きな助けとなってくれるであろうけど…
「何をするにしても、やはり米国の力が必要なのだな」と、北朝鮮等他国に思わせてはならない!

無論米国にもである。
今回の横田さんの訪米のニュースを聞いて、私は日本外交の信頼の無さが浮き彫りになった気がする。

失望。それは北朝鮮に対して。それは外務省に対して。