タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 六月三日のワラビとウド採り ≫

P1030858 六月三日、午前三時三十分起床。作業着を身につけ、必要物が入ったザックを手に居間に下りると、女房も目を覚ましていた。
 準備が整って四時十分、我が家を出発。五時三十分現場着、朝食前にワラビを採りながらウドも採取した。
 初めの三十分はあまり良い状況でなかったが、次第に太くて長いワラビが採れだし、いっぱいになった袋を途中三箇所に置いて、最後はウドを採ってこの場を終了とした。
P1030830_2Photo_2 二人で途中に置いた袋を回収し車に戻ったのは九時三十分。遅い朝食後、第二の場所に移動。ここで女房はイケマとセリを採取。私はタラノメとコゴミ(クサソテツ)を採取。今頃コゴミは珍しい。
 仁多は不思議な所で、40~50㌢のワラビや40㌢前後のウドが採れるのに、いまだにのタラノメやコゴミが食べ頃だったり、ウドもようやく顔を出したばかりのものがある。写真上段は、ほんのサンプルだが、私たち夫婦はその場を全滅させるような採り方はしていない。
P1030856 乱採で足寄町特産のラワンブキの自生地が減少し、「産地の十勝管内足寄町は3日、『ラワンブキ保護条例』を制定する方針を固めた」(6月4日付『北海道新聞』第1面)という。放置すればラワンブキは絶滅するだろう。
 本来、多くの人が自家用に楽しむべき山菜が、最近は金目当てに乱採され、壊滅的打撃を受けていることは残念である。碌でもない輩(やから)ばかり増えたものだ。
 私たちは仁多から川湯に移動し、エコミュージアムでキノコの写真展を見、仁伏で森林セラピーを楽しんで十六時三十分に帰宅した。さすがに午前三時三十分の起床は、老骨に厳しかった。

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