タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

釣り魚を横取りしようと河原に出没するキタキツネ

 4月 27 日、北海道白糠町上茶路の茶路川水系タクタクベオベツ川でヤマメ釣りをしていると、向こう岸上流にキタキツネが姿を現し、川を渡って馴れ馴れしくこちらに近づいてきた。

 この川ではいつも、釣り上げた魚を狙って狐や鳶が付きまとうので、恒常的に釣り人が目的外のアメマスを投げ与えている可能性が高い。

 案の定、背後の河原にじっと待機していた狐は、家内が釣り上げたアメマスが針から外れ岸辺に落下するやいなや、猛然とダッシュし、獲物を口にくわえてどこかに持ち去り、すぐ河原に戻った。

 不意を突かれて奪われたのであって、意図的な給餌行為ではないものの、結果的に野生のキタキツネに餌を提供した形となり、複雑な心境ではある。前もって遠くへ追い払うべきだった。

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