例年なら近郊の山は、エゾヤマザクラやヤマモミジの紅葉に、ミズナラやカツラの黄葉が入り交じり、山肌が美しく彩られるのに、いまだにケヤマハンノキの葉が緑色で、ヤマブドウやツタウルシの紅葉も冴えない。気温に寒暖の差があまりなく、最低気温が急に氷点下になると、このまま一斉に落葉してしまうのではないかと気がもめる。
写真中段<左>と<中>は、沢の中でようやく見つけたヤマモミジの紅葉。周囲はまだ緑色が多い。<右>は、林道の縁で午後の日を浴びて輝くミズナラの黄葉。
写真下段<左>は、真っ先に深紅色になるはずのツタウルシ。十月中旬にこのような貧弱な紅葉は見たことがない。<中>の中央に、地面の餌を啄むシジュウカラの尾羽が見える。小鳥は動きが素早く、地面から小枝へ、小枝から幹へと移動が激しいため、遠方からのデジカメによる撮影はなかなか難しい。<右>は、たまたま、ケヤマハンノキの小枝で捉えたシジュウカラ。幸運なシャッターチャンスだった。
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