タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

白糠町総務課長と振興公社女性社員が公金着服で懲戒免職

<白糠町役場庁舎と道の駅・しらぬか恋問>

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 北 内・白 町は、 8月 31 日、 平成 10 年から同 21 年まで企画財政課企画調整係長・産業振興課長として、 長年にわたって町内の道の駅「しらぬか恋問」を運営する第3セクターの「白糠町振興公社」の管理を担当してきた総務課長と同公社経理担当の女性社員1名を、 公金横領の理由で懲戒免職、業務上横領容疑で刑事告訴したと発表した。
 白糠町役場で総務課長といえば、町長と副町長の下で企画総務部長・企画財政課長と並んで町の行政を統括する重要ポストではないか。 総額2千万円を超えると予想される公金を着服するような人物を、 総務課長に据えた町長の目は節穴と違うか。

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 町振興公社の代表取締役社長である町長は記者会見で、「関係者、 町民におわびし、 復に努めたい」(9月1日付『讀 聞』第 35 面)と紋切り型の陳謝を述べたが、このような着服事件が生じる原因は、一に、同一人物を長期間同じ部署に配置すること、二に、金銭の管理体制が杜撰なことに尽きる。
 6月に締める毎年の決算に対して、 公社監査役も現金の確認を怠り、会計担当女性社員が、日々の売上金の確認を受けないまま帳簿をごまかして現金を抜き取り、 総務課長がそれに荷担してきた事実を見逃し続けたことは、役場内の馴れ合い行政の結果である。「決まりをよく守り…」という町民憲章の文言は空念仏か。

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