九月一日のキノコ採りでは、ハナイグチとシロヌメリイグチが大量に採れたが、せっかく山に来たのだから、ほかのキノコも、ほかの場所も、ということで数か所、山林を歩いてみた。私は体調がよくなく、元気いっぱいの女房の後をヨロヨロと足を引きずって付いて行くだけで、声がかかると写真を撮りに足を向けるのが精一杯だった。
「こっちにホコリタケがあるよぉ」
「おっ、めんこいホコリタケだなぁ、写真撮ろっ」
「あれっ、こんな所にタマゴタケがあるわ」
「どれ、おっ、きれいなタマゴタケだなぁ、写真撮ろっ」
「おーい、おいしそうなのがあるぞぉ」
「待って、あ、それは毒茸のオキナクサハツよ」
「そうか、あぶない、あぶない。写真撮っとこ」
写真上段左から右へ、タマゴタケ(食)・ナカグロモリノカサ(毒)・アシボソノボリリュウタケ(食)・コガネヤマドリ(食)、下段左から右へ、ニガクリタケ(毒)・オキナクサハツ(毒)・アカモミタケ(食、柄にクレーター状の窪みができる)のカサとヒダ。
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