タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ ギョウジャニンニク (08年4月7日)≫

P1020647 四月七日、晴天。今日は、五日に下見をしておいた弐の橋二の沢と三の沢が目的の採り場。
 二の沢の入り口から中ほどまでの平坦地は、ここ数年で、インターネット山菜販売会社の採り子たちが、目腐れ金を得ようと、マッチの軸のようなものまで採り尽くし、ギョウジャニンニクは全滅した。ハゲタカのような連中である。山菜採りの楽しみを忘れ、自分で自分の首を絞めているのだ。
 私と女房は、上流部枝沢の急傾斜地でかなりの収穫があった。来年のことを考え、私たちの基準で中以下のものは残すことにしている。
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 問題は三の沢だった。昨夏の大雨で土砂崩れが発生し、沢の入り口を大量の土砂と倒木が塞いでいたので、心配していたが、危惧したとおり、私たちの穴場だった最上流部の急傾斜地(写真上段)はものの見事に崩壊していた。呆然と立ちつくすのみ
 幸いなことに、左岸の急斜面(写真下段左)は健在で、ここで予想以上によい収穫を得た。中くらいの赤芽がたくさん生育しているので、二年間採取を控え、三年後の楽しみとする。このようにして、私と女房は二十年以上も採り場を維持してきたのだ。
 写真のギョウジャニンニクは、本日の収穫のほんの一部である。この記事を投稿するため、帰宅後、一掴みを新聞紙に置いて撮影した。初ものは、例年、義父に味わってもらうことにしているので、明日、女房が義兄の分も含めて発送する。

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