五月二日のシイタケ採りは、急斜面の上り下りで体力はかなり消耗したが、目的の場所とは別に、思いがけない採り場を三箇所も発見し、楽しい一日だった。
女房は、ギョウジャニンニクやワラビだけでなく、ミズナラの倒木を発見するのも、私よりはるかに優れた能力発揮する。
山菜もキノコもヤマベ釣りも、結婚してから私が手ほどきしたのだが、今では勘も技術も師を凌駕している。パソコンでさえ、もう太刀打ちできなくなった。
この見事な天然シイタケ! 発見の喜びは他に喩えようもない。天然シイタケ採りを始めてまだ数年だが、初めの頃はミズナラの倒木を見つけるのに苦労した。
ハナイグチやハタケシメジを取り始めた頃もそうだったが、慣れると、ここにはありそうだ、ここはだめだな、と何となく勘が働くようになるから不思議である。
コゴミは、ようやくグリーンの頭が出かかった状態で、採取にはまだ一週間早い。それでも八㌢くらいに伸びた株をいくつか見つけ、一株から三~五本くらいずつ採取してきた。コゴミは、伸び始めると、あっという間に適期が過ぎるので、こまめに様子を見に行くのが肝心である。
食べておいしい山菜ではないが、早春の山の斜面で太く瑞々しいグリーンの茎が伸びているのを見つけると、思わず「おぉ、もう出ていたか」と声が出る。全部を切り取ると株が痩せるので、一株の三分の二を残すべきである。それが採り場を長く維持する秘訣なのだが・・・
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