タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 庭 木 の モ ミ ジ ≫

P1000758 わが家の庭には、昨年まで四種類(ノムラ・ベニシダレ・アオシダレ・デショウジョウ)のモミジが植わっていた。ベニシダレとアオシダレは、父が弟子屈で買い求めたもので、昭和63年に旧宅から引っ越してきたときに造園業者に運ばせて移植した。ノムラとデショウジョウは、母が園芸店で小苗を買いロッケリーに植えたが、生長が早くてもてあまし、私が譲り受けたものである。
 モミジは、野性品種はもちろんのこと、園芸品種でも、放っておくと大木になるので、庭木として植えるには、躊躇があった。
 ベニシダレとアオシダレは比較的楽だったが、ノムラとデショウジョウは、危惧したとおり、樹勢が強く、生長を抑えるため、年に数回の剪定を欠かせなかった。母は、オンコの剪定とロッケリーの手入れにかかりきりだったので、他の庭木は、私が勤務の合間に管理せざるを得ず、負担が重かった。P1000750
 ところが、昨年の秋に、女房のジムニー用の車庫(鉄筋コンクリート半地下一階)を造るため、庭木の一部を掘り上げて、園芸業者に一時保管してもらうことになった。その際、デショウジョウとノムラは、直径五寸にも太った幹を私が切り倒し、根を掘り上げて処分した。オンコの数が多いので、モミジ四本は手に余ったのである。
 二年前に退職して以来、私一人で庭木をすべて管理しているので、車庫建設をきっかけに、あまり手間がかからないベニシダレとアオシダレを残して、正直なところ、ほっとしている。しかし、ベニシダレは、頭が左右に分かれ、木姿全体の均衡が崩れているので、作り直す必要がある。

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