今回は、YOUTUBEなどをされていらっしゃる人や、動画編集ソフトなどを勉強されていらっしゃる人に、ひょっとしたらご興味あるのかもしれないDaVinci Resolve Studioがヤフオク等バカ安で売られているのを買うとどうなのか? を書いてみようと思います。
上記はヤフオクでの出品画面です。
¥44,000くらいで売られているソフトが、「研究用に」 などと書いて売られていました。
¥44,000とかの値段ですと、「買う前に試してみたい」 と考える人もいらっしゃるかと思いますが、DaVinci Resolve 無償版でお試しができるわけで、でも、有償版にある書き出しの早さがわからない。
そんな感じで、研究用に買って試してみました。
まず、比較用の動画は下記としました。
動画編集用にASUS TAF Gaming A15 FA506QM Ryzen7 5800H RTX3060を買ってみた
上記の動画は、再生時間20分くらいのものです。
比較するノートPCは、下記のもので試しました。
動画編集はダヴィンチ・リゾルブとかでノートPC使うと書き出しが遅い問題がある
intelのCORE i7-7700hqというCPUで、特にグラフィックボードを搭載していないので、dGPUは非搭載の普通のノートPCのハイエンド機となります。
このノートPCは、淡いグリーンに光るバックライト搭載していて、珍しい特別モデルなので気にいっていたりするのですが、このノートPC(SSDに換装済み) で、ASUSのゲーミングノートの動画編集アーカイブデータを丸ごと取り出して、DaVinci Resolve無償版で書き出しをしたら、何と再生時間の2倍となる43分くらい掛かっていました。
それじゃあ、その動画をDaVinci Resolve Studioで、GPUの支援QSVをオンにして書きだすとどうなったのか? が下記です。
上記は実際の書き出しの結果の画像です。
まあ、28分は、動画の尺が20分ですので、等倍よりも書き出し時間の方が長いわけですが、そもそも43分とかだったのが、28分ですので、「早いといわれれば確かに早い」 と感じました。
インターネットのブログ記事に、DaVinci Resolve Studioという有償版での書き出しでは、QSV支援をオンにすれば、書き出し時間が3分の1になったとか、最も早いと5分の1になったとか書いてあったりします。
動画編集のお仕事をされていらっしゃる人はデスクトップPCで、かつCPUも最新の12個とかコアがあったりしますので、ノートPCのチョイ古めの人とはかけ離れている検証だったりすると思いますので、私の場合は、実機で検証している感じです。
上記は実際に書き出している時のタスクマネージャーの画像です。 CPUが50%くらいで、内蔵グラボのiGPUが85%くらいに張り付いていたので、CPUの内蔵グラボの性能で決まるという感じに見えました。
また、格安な研究用ソフトという感じを買った場合、ビットディフェンダーのセキュリティソフトは反応しませんでした。 ソフトをダウンロードした際に「パスワード入力」 という要求があり、指定されたパスワード入れるとそれ以上反応しない感じでした。
ダウンロードしたファイルが2ケタの数となり、全部を結合させてインストールするという内容でした。
特別難易度は難しくもないかと思いますが、商品の中の案内に、「よく読まない人が多い」 みたいに書いてあったので、あまり質問はしない方が良いかなあ~ という感じはありました。
1度だけ上手くいかない点があり、インストールしたはずなのに、起動しないし、「どこにいったの?」 みたいな感じがありました。
どうも、DaVinci Resolve 無償版をインストールしてあると、DaVinci Resolve Studioをインスト―ルする際に、バージョンを比較して、新しくない限りは、無償版のバージョンがある方を誘導させるみたいで、インストールできないみたいでした。
DaVinci Resolve 無償版をアンインストール専用のソフトで削除してから、再度DaVinci Resolve Studioをインストールすると上手くいきました。
ややこしいと思うのですが、DaVinci Resolve 無償版と、DaVinci Resolve Studio(有償版) は、どちらも機能が違うだけでソフト本体は同じみたいなので、1つのPC内に共存できない制限があるみたいで、マイクロソフトのOFFICEみたいな感じがあります。
DaVinci Resolve 無償版で作成した作業用のアーカイブ事抜き出して、それを別のPCのDaVinci Resolve Studioで復元して作業を始めて、書き出しを選択し、グラフィックボードの支援はネイティブになっているのをプルダウンで変更すれば、QSVとかで買い出しは早くできたみたいでした。
怪しいソフトではありますが、私三之橋のように動画の勉強をしていると、数台のPCで比較しますので、¥44,000のを買うと、まずインストール制限にひっかりますので、テストした後に動画編集する機材のノートPCをチョイスしてから買うという感じになります。
個人的に思うのは、DaVinci Resolve Studioという有償版を買って良かったと書いてあるブログ記事とか少なくないと思うのですが、DaVinci Resolve 無償版で作ったアーカイブデータが有償版のDaVinci Resolve Studioで利用できるのか? とかは今回試してみて初めてわかった感じです。
一般的に動画編集ソフトを使うお仕事をされていらっしゃる人は、DaVinci Resolve 無償版を使い、その後DaVinci Resolve Studioを買って使っているという感じになるかと思います。
私三之橋の場合は、①DaVinci Resolve 無償版、②DaVinci Resolve Studioのパチモン、③DaVinci Resolve Studioの正規版と、たぶん3種類試す感じで違っていくと思います。
今大学生の人であったり、PCが苦手でという人がこの記事を読まれていたとしますね。
そんな場合、「なぜわざわざヤフオクで怪しいソフトを買うの?」 と疑問に思うかもしれません。
ザックリ言えば頭の体操みたいなものです。
作業指示とか書いてあるメモ帳とかを読み、ややわかりづらいかなあ~ という初めてする作業をやって、もしも理解できずに何度もサポートを求めるというのであれば、大学を卒業してどこかの企業に入った時に、困るかなあ~ と思うのです。
例えば、どこかの上場企業に入社できた人でも、すべての社員の作業指示とかがよく出来ているケースというのは稀で、手書きで汚い文字で読みづらいケースや、電話でハブりまくってしゃべる人もいたりする。
私三之橋の場合は、夜の日課のウォーキングに出かける前とかにチャチャっとやってしまい、「できちゃった」 と確認している感じ。
次に、普通のノートPCではない、dGPU搭載したゲーミングノートで書き出してみた。
サンプルの機種は下記となります。
動画編集用にideaPad Gaming 350 ryzen5 4600H 82EY0056JPを買いました
Lenovo製のゲーミングノートで、ryzen5 4600hのCPU搭載し、グラボはGTX1650です。 フルHDですと、4GBのメモリ搭載のグラボで十分という説が有力で、メモリは8GBでDaVinci Resolve 無償版が動作する仕様なので、8GBでテスト。
DaVinci Resolve 無償版で、ASUSをAmazonで4万円値引きで買っちゃったという動画では、動画の尺が20くらいで、書き出し時間も20分くらいでした。
それをDaVinci Resolve Studioで書きだすと、
上記がタスクマネージャーの様子の画像です。
DaVinci Resolve 無償版では、CPUが100%に張り付き、dGPUはそれ程使われないのに対して、DaVinci Resolve Studioでは、CPUとdGPUが70%ずつくらいに稼働していました。
それで、書き出しできた完了時のメッセージが、「作業時間7分00秒で完了しました」 と表示されたので、たしかに3分の1という時間で済んだので、「YOUTUBEの動画をDaVinci Resolve Studioで書き出しすれば、無償版と比べ3分の1になった」 という説は間違いないようでした。
CPUに比べると、dGPUの方が熱は低いと思うので、dGPUの性能を優先させた方が書き出しとか良くなるかなあ~ という気がします。
そこから想像しますと、動画の編集や書き出しに必要なゲーミングノートは、10万円のエントリークラスで良いのかなあ~ という感想になります。
CPU内蔵のiGPUで書きだすのか? それともゲーミングノートのように、別途搭載したグラボのdGPUで書きだすのか? という部分では、書き出しの時間の早さに直結しますので、デスクトップPCのようなパワーのあるものではないノートPC派という人にとっては、ゲーミングノートの方が良いとは思います。
ただ、普段仕事等で使っているノートPCをすでに持っているという人であれば、DaVinci Resolve 無償版で動画編集して、アーカイブごと抜き出して、書き出しだけ別途中古でリースアップしたデスクトップPCを部屋の片隅に置いておき、そちらでDaVinci Resolve Studioを使い書き出すという方法もありかな、と思います。
誤解があるとマズイのですが、iGPUで書き出しできないのではなくて、dGPUで書きだす方が圧倒的に作業時間が短くなるというだけの話だったりします。
動画編集ソフトによっては、「書き出し完了後にPCをシャットダウンさせる」 というチェックボックスにレ点を入れておけば、寝る時に作業させるとかはできたりします。
次にケース③として、ASUSゲーミングノートで書き込みをした場合に関してのご紹介となります。
動画編集用にASUS TAF Gaming A15 FA506QM Ryzen7 5800H RTX3060を買ってみた
上記の動画の編集や書き込みは、そもそもLenovo製のゲーミングノートで行ったのですが、アーカイブファイルを抜き出して、ASUSゲーミングノートで書き込みしてみました。
DaVinci Resolve 無償版を使った場合、書き出しではdGPUがほとんど使用されないので、CPUが100%に張り付く感じとなります。
上記のように、DaVinci Resolve 無償版では、書き込み時間15分42秒となっていました。 ターボモードというゲームなどでグラフィックボード等にハイパワーを維持するというモードにしてあります。
このような比較でわかったのは、DaVinci Resolve 無償版はCPUのパワーで反比例するかのように時間が短くなっていくので、1つ基軸となるモデルを中古などで買ってみて(レンタルで良いかな)、その作業での書き込みをPASSMARKスコアを見て、「1,3倍のCPUのゲーミングノートを買えば、その分反比例して書き込み時間は短くなるはず。 と素人でも予測できると考えられます。
1つの考え方として、「DaVinci Resolve という動画編集ソフトは、ハリウッド映画でも使用されているといわれているくらいなので、まずこのソフトで動画編集を実践練習していくのが王道かな。 でも、良く出来たソフトだと思うので、書き出し時間は、無償版を使い、有償版を買わなかったことで浮いた分のお金でCPUにお金回すという戦略にして、ハイパワーなスコアのCPUゲーミングノートで書き出し時間を短くできる」 という戦略もアリかなと思う。
次に、DaVinci Resolve Studio という有償版を使い、書き込みした事例のご紹介となります。
上記が、DaVinci Resolve Studioで書き出している時のタスクマネージャーの画像です。
CPUは46%となり、GPUはRTX3060が92%の72℃で推移していました。
上記が実際に完了した時の画像で、21分32秒の動画をわずか4分51秒で書き出しできました~ となっていました。
まとめますと、
私三之橋の場合、すでに持っていて使っていた、CORE i7-7700HQというCPU搭載した富士通製のノートPCがあり、SATA3のSSD(2,5インチ)にHDDを換装させて使っていた。
その富士通製で21分の尺の動画をDaVinci Resolve 無償版で書きだすと45分とかかかっていた。
「これって、dGPU内蔵したゲーミングノートを買って、DaVinci Resolve Studio という有償版の4,4万円とかを買って動画編集して書き出した場合は、どのくらいの作業時間となるのか?」
という疑問では、3分の1になるという計算で概ね合っている感じがします。
じゃあ、「そもそもdGPUを搭載していない普通のノートPCで動画編集しても、結局のところは書き出し時間が遅いだけですよね?」 という感じでもあるので、無理をして借金してまでゲーミングノートを買わなくても良いのかなあ~ ともいえる。
ちなみに、ゲーミングノートといっても十人十色という世界なので、Lenovo製の場合だと、普通モードで書き出しても次第に空冷ファンの回転が上がっていき、ザ~~~という音質。
ASUSのゲーミングノートだと、3つのヒートシンク、4本のヒートパイプ、60℃以下でファンは回転しないというくらいなので、わざわざターボモードに変えて書き出しをしても、「えっ、深夜で静かなリビングで液晶テレビを消したのにこの静かさなの?」 みたいに、Lenovo製よりも音が小さい感じで、「サ~~~っ」 みたいな濁音が少し減ったかのような音でした。
夜中1時くらいにネットで動画視聴サービスの映画とか観ていて、「書き出しするか」 とLenovo製ゲーミングノートでやると、それまで静かだったのが、次第にザ~~~と音がしだして、「ちょっとテレビのそばでやると耳障りな音」 と感じてしまった。
でも、ASUSゲーミングノートで同じ作業をした場合には、「あれれ、音が1段小さい?」 と感じてしまい、「壊れているのか?」 みたいな錯覚を起こした感じ。
リビングの液晶テレビで映画観ていて、その1Mくらい離れてゲーミングノートを置いて書き出しをしても、「あれれ、ASUSだとこのままいけるな」 と感じたりする。
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