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社会問題になっている虐め

2006年11月12日 | 【アクロス】 あこちゃん社長の日記
 社会問題になっているいじめ。
11月11日(土)は、虐めによる自殺予告の日。
自殺者が出ない事をずっと祈っていました。

昨日、あるTV番組で取り上げられていた子供の非行や引きこもり・登校拒否の原因は、親の愛情不足による寂しさが主な原因であるという現実を何人の親が素直に受け止めただろうか・・・。
愛情とは何かを問われた時に、明確な答えを発言出来る親がどれだけいるのだろうか・・・。
また、私自身も思春期の二人の娘を持つ母として、子供への愛情表現に間違いはないかと自分自身を問いただした番組だった。
子供の頃、虐められっ子だった私自身は、2度のいじめを受けた。
虐められている真っ最中には、決して親に相談することはなかった。
理由は、いくら親でも、虐められている事が恥ずかしくて相談出来なかった。
自分が虐められている事を相談するなんて、虐められている事を認めるのが嫌だった。
きっと虐められている事を親に話すことにより、親は激怒して学校の先生や虐めをする生徒のところに押しかけるだろう・・・。
一時的に事が済んでも、学校にいる時間内での虐めはエスカレートしてしまうのではないかと思うと、親に言えなかった。
何が一番嫌だったか・・・それは自分が虐められているという事実が、惨め過ぎて誰にも相談出来なかった。
克服のきっかけは、小学校2年生の時に学区域に新設された小学校へ移る事になったので、虐めっ子と離れる事が出来たことだった。
この時、『今、変わらなければ私は、ずっと虐められる』。自分自身が大きく変わる事を心に強く誓い、実行することに努力をした。
虐められていた時は、何も抵抗出来なかった。
自分から友達を誘って遊ぶ事が出来なかった。
思った事を発言する事が出来なかった。
今、思えば虐めっ子にとっては、もってこいの獲物のようなもの。
でも、高校1年の時に2度目の虐めにあった時は、集団無視を受けている友達をかばった事が、きっかけだった。正義を貫き通すには、忍耐と意地しかなかった。
親友は虐めがきっかけで学校を退学してしまったが、私は数ヶ月間に渡る集団無視と正面から向き合った。こんな言い方をすると『かっこいい』かもしれないけれど、自分からはクラスメイトに絶対に声を掛けない。
これを徹底する事は、並大抵の忍耐力ではなかった。
でも・・・自分が何故こんなにも大勢のクラスメイトから攻撃を受けるのだろう???なんて考えもしなかった。だって、私は悪くない!恥ずかしい事なんてしていないのだから、全員を敵に回わしても怖いものなんて無かった。逆に、こんな連中に頭を下げて仲良くしてもらおうなんて、まっぴら御免。人として人の気持ちを傷つけるような人は、わざわざお友達でいない方が良いと思うから・・・。

集団の中にいると、安心する・・・それが間違っている事であっても、罪悪感を持っていたとしても。
集団の仲間に入っていれば、安心する・・・自分自身が、虐めの対象になる可能性が低いから・・・。
悪いと思っていながらも、虐められている友達を救えない・・・自分が対象になる危険性が大きいから・・・。
その頃、こうやって過ごして来た人達が今、親になって子供に、どんな顔をして何を教えているのだろうと思う。
私は正義を貫き通す主義。
でも、それはかなり孤独で苦難である。
それでも私は、親として子供に強く生きる為のアドバイスだけは欠かさない。
そして、親だからと言って子供を上から見下ろすことなく、一人の人間として会話をする。
くだらない話でも、怒りたい話でも・・・意見を語り合う事にしている。
『両親が働いているから寂しい』なんて言わせない程、子供とのコミュ二ケーションは取っている方だと思う。
だからと言って、決して甘やかしたりはしない。
その代り、好きな男の子の話でも、学校の先生に怒られた話も何でも話してくれる。
なかなか親に聞けない性の話も、娘から聞いてくれば私は真剣に教えてあげる。
その時には、必ず命の大切さを含めて、じっくりと時間をかけて話すように心がけている。
親はいつでも子供が必要とした時に、聞き耳を持つ窓口を大きく開いてあげなければいけないと思っている。良いか悪いか・・・結果が出てみなければわからない事。二人の娘が同じ接し方で良いか悪いかも、結果が出てみなければわからない事。
でも、大切な子供には親の一生懸命な姿が手本となるはず。
大切な子供だから、我慢する事や努力する事の大切さを伝えたいと思う。
辛い思いや悔しい思い・・・悲しい思いは、自分にとって必ずプラスになる事だから、辛い思いを知らずに大人になる方が怖いことだと思う。
書き出したらまだまだ止まらないけれど、絶対に自分から命を絶ってはいけません。
生きていれば、虐めた奴等を見返してやる事だって出来るのだから・・・。

次回につづく・・・。