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離婚の為にお部屋を探す皆さん・・・。

2006年02月18日 | 女子力UPが自分の生きる力になる!
 新築の打ち合わせから戻ると、チャエちゃんからのが鳴りました。一昨日、申し込みされた離婚の為にお部屋探しをされている女性が、もう1件他のお部屋を申し込みされていたらしく、迷っているとの事。『月曜日まで保留という形にしてほしい』という事らしい・・・。

 お部屋の申し込みをされる場合には入居申込書に、お引越しの動機を記入する部分があります。動機がどうだから・・・なんて事は、よほどの事がなければ動機だけで審査落ちする事はありませんが、不動産会社は入居者さんと大家さんの仲人の役目・・・一定の審査基準があり、審査の内容や合否の理由については一切お答え出来ない事になっています。
現在の民間賃貸住宅では外国籍の方・母子家庭・生活保護受給者・高齢者の受入れをお断りするケースが一般的です。最近では賃貸保証契約で受け入れる場合も増えてきてはいますが、まだまだ難しいのが現状です。
何故なのか???それには根拠も無いのにお断りをする訳ではありません。
一般的には上記で取り上げた方の前例により、受入れをしなくなったケースが大半なのです。

しっかり自分の気持ちを整理してからお部屋探しをしてくださいね!・・・。
情緒不安定になりがちな離婚直前直後。衝動的に行動する方が大変多く、泣きながら話すお客様の話を聞いて、慰めたり励ましたりしながらお部屋探しをお手伝いし、同情した仲介会社の営業さん達は管理会社や大家さんに条件交渉等して頼み込み、やっと了承を得られた矢先に、あっさりと平然とキャンセルする方が非常に多いのです。この営業さんの立場・・・管理会社には『どんなまとめ方をしているのか!』とまるで未熟者のように見られてしまいます。仲介してくださった営業さんから、今度は管理会社が直接大家さんにお話をして、受け入れてもらえるように話をもって行くのです・・・。ここで大家さんが駄目だと言ってしまえば、この申し込みはお断りとなってしまいますが、大家さんの了承を得られる為に交渉する管理会社の人は、やっと了承してくださった・・・という後にキャンセルされてしまっては、管理会社としての立場がありません。
離婚直前・直後の方は自分の身の回りの事で精一杯・・・回りの人達の事や、関わる人達の事まで考えて行動する事が出来ない時期なのでしょう・・・。でも、冷静になった時に、自分の行動を考えてみてください。営業さんはあなたの為に、あなたの条件にあった部屋を一生懸命探して案内し、あなたを受入れてもらう為に、懸命に管理会社や大家さんにお願いしてくれたはずです。(それが仕事とはいえ、交渉を受けてくれたにも関わらずキャンセル出来るのは、モラルの問題です。
まして、他の部屋に申し込みをしておきながら、違う部屋にも申し込みをするなんてもっての他です!
一人の安易な申し込みで、2つのお部屋が募集から外れているはご存知ですか?他の方が入居を希望しても、ご紹介出来ない部屋になってしまうのですよ?
一人のモラルのない方の行動が前例となり、受入れ拒否となるケースが大半であるという事・・・。
 離婚すると女性は不利だと言うお客様がいらっしゃいます。
収入と家賃のバランスが取れていれば、離婚したから不利だとか離婚した為に審査落ちになることはありません。収入が低くても家賃だけは遅れる事なくしっかり払っている人は沢山いるのですから・・・。離婚で一番心配されるのは情緒不安定さなあまり、気持ちに周囲の事を考える余裕がない事です。

実は今日も、60代の男性がお部屋探しに来店されました。
単身赴任か?仕事部屋としてのお部屋を探しているのかと思うと『家族と離れて暮らしたい・・・もう放っておいてほしいんだ・・・
『ご家族はきっと心配されるはずですよ?きちんと話し合いをされたのですか?』と問いかけると、定年近いお父さんは疲れた表情で『お金さえ入れていれば、自分がいない事には心配なんかしないですよ・・・。』と言った。
口数は少ないけれど、お父さんの言葉に慰めの言葉も出なかった私・・・。
このお父さんは、どうやら誰にも束縛されない時間がほしいようです。
『駅から近くて日当たりの良い部屋がいいなぁ・・・』と青空を見上げて、ため息をつきながら歩く姿が印象に残りました。このお父さんには、とても申し込みを薦められなかった・・・。衝動的にならず・・・きちんと家族とお話する時間が必要だと思ったからです。今、日本では2分に1組の割合で離婚されているというけれど・・・お父さんは寂しそうだった・・・
このお父さんには家族が必要だと思いました。次回、このお父さんが来店されたら
もう一度詳しい事情を聞いて、よく家族と話し合うように薦めようと思っています。

皆さん『自分だけは違う!固い意志での申し込みをする!』という意識を持ってお部屋さがしに望んでくださいね。


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