ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

遂に・・・本気モードに突入

2012-09-11 01:23:20 | 出張
既に、無事機体の調整やエンジンの馴らしが終了している。

手ルクレンチで組み上げたエンジンも・・・幸い快調そのもの。


宿泊先のアンドレッツィナから現場へは、尾根づたいに山道の峠が続いている。

途中の標高は・・・1000m以上だろうか?

峠からの景色は、こんな感じだ。



こんな感じの峠を・・・毎日、片道約1時間掛けて通勤?している。



そんな訳で、現場の標高も・・・当然高い。

現場の平均標高は・・・700mほどあろうか?



しかし・・・今回使用するエンジンは26ccの標準タイプ。


因って・・・そのスペックを最大限発揮出来ないと、安定した作業など望めるべきも無い。

何せ・・・ギリシャ周辺特有の地中海性気候と言えども・・・気温が高いのである。

キャブレーションには、特に気を使わなければならない。


今回の調査地である現在のフィガリアの城壁は、こんな感じで既に崩壊してしまっている。




崩壊が進んでいる場所では、散乱している石が浮いていて、たとえ人間と言えども2足歩行は叶わない。
因って・・・この様に四つん這いで登らざるを得ない個所が多々存在する。




この場所で、如何にヘリを持って安全に移動するか?・・・頭を捻った。


そこで・・・考えた挙句、苦労して材料を集めて、秘密兵器を用意した。

多分日本の感覚では・・・一見、ただ角材を組み合わせただけなので、如何と言う事が無い様に見えると思うが
・・・ギリシャでは、日本ほど豊富な木材は無いので、材木屋に行ってもそう簡単には手に入らないのだ。




事実・・・この角材も全て寸法が違っていて、廃材置き場から、やっと掘り出して来たものだ。


このヘリタンカーを使用して、殆ど登山とも言うべきアドベンチャー?撮影に挑む。


現場での初フライトに向けて、プリフライトチェックを行なう。



撮影士を御願いしているSさんと、撮影前の手順を再確認する。


やがて・・・準備完了・・・エンジンを始動する。



あ・・・その前に、可愛いお姉さんと記念写真を撮る事を忘れていた・・・普段の現場には、
こんな可愛いお姉さんは中々いないのである。

こんなチャンスは中々ないと、慌ててお願いして撮影するも・・・多分、お姉さんには迷惑だっただろうと、
少し反省。



お姉さんとのツウーショットで・・・少し舞い上がったが、気を静めて、
やがて・・・撮影作業が始まった。




現地測量は、ギリシャの北部にある某大学教授のKさんと、その息子であるP君に御願いしている。




この息子のP君・・・初めて逢った時には、まだ小さかったのに、今では2m近い大男になっていて
少しビックリ。

次回に・・・続く。