ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

10/15 ショパン3次 芯の強さを感じる古海行子さんの演奏

2021-10-16 | ピアノ
ショパン国際コンクール3次予選、10/15(金)20:20過ぎ、古海行子さんの演奏です。

3次まで聴いてきて、とても安定感があり美しい演奏をする方だと思っています。
ショパンの曲の背景や心情などを表現するのではなく、音を追究し、楽譜から見えるショパンをありのままに表現し、かつ、本人が仰っていた通り、自己のショパンに対する信念を演奏に反映させていたと感じます。

演奏した曲は、
1. 序奏とロンド 変ホ長調 Op.16
2. マズルカ36番 イ短調 Op.59-1
3. マズルカ36番 変イ長調 Op.59-2
4. マズルカ36番 嬰ヘ短調 Op.59-3
5. ピアノソナタ3番 ロ短調 Op.58

一番目のロンドの特徴的なクロコヴィアク*のリズムを軽快に、時折微笑みながら楽しそうに弾いていました。マズルカなどポーランドの民族舞踊的なリズムが好きなのですね。
*クロコヴィアクとは、ポーランドの民族舞踊で2拍子、馬の動きのようなステップで踊るダンス。

穏やかなノクターン調の曲はエレガント、ダイナミックな曲には、内面の芯の強さが表れてきます。
ピアノソナタ3番、最後の第4楽章、両手オクターブで力強く始まるこの曲、6/8拍子の長いメロディーを、流れるように、全く疲れる様子もなく走り抜けました。
素晴らしかったです。



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