トドママのあるがままに

難病指定を受けている母親です。
笑顔を忘れないように、そんな思いだけでつらつら書きます♪

坊主めくり

2022-03-05 15:53:49 | 日記

鬱屈とした日々ではありますので、それこそ気晴らしは重要ですよね。

 

我が家ではある日、突然

「百人一首を買いに行こう!坊主めくりがやりたい!」

と夫が提案してきました。

こちらとしてはですね、ええっ!っと。

百人一首って、あの高尚な遊びだよね、私ひとつも覚えてないけど・・。

(学生の頃、覚えたはずだけど、ひとっつも出てきませんでした 笑)

 

そもそも坊主めくりってそんな突発的にやりたくなるものなのか?という疑問はあったものの、特段反対する理由もありませんし、じゃあ買いに行こうとなりました。

買いに行くとなると、それはそれで夫が「え!いいの!?」と驚いていました 笑

 

そして、本当に百人一首だけを買って帰ってきました。

我が家はどうもだめです。こうだと決めると、謎の行動力が発揮されてしまいます。

物事の是非は、置いておくからこまったものです。

 

それでおやつくらいの時間に「坊主めくり」をすることになったのですが。

ルールはいたって簡単、絵札の方を全て下にして置き、参加する人が順番に表に返して、姫の札が出たらそれまでの札を自分のものにする、男性の札は何も起こらず、坊主の札が出ると自分の持ち札を全部はきだす。そして最後に1番多く札を手元に残した者が勝者というものです。

要するに、全部、運次第のゲームです。

実力は何一つ発揮されることはありませんので、子どもも大人も遠慮なし!

そして。

坊主がいいタイミングで出続けるので、勝負は大体終盤が本番です。それまではめくる遊びって感じで。

それで、まあ我が家の法則ですよね。

夫が6連敗しました。

 

初戦は、我が家の福娘がもちろん勝利しました。

ルールもわかったし、勝つこともできたしで娘は勢いづいて、どんどん勝利をおさめていきました。

私もなんだかんだで勝ちました。

で、夫は負け続けました。

「なんでだよー、勝つまでやる!」

と主張する夫に、もうそろそろゲームに嫌気が差してきた我々は

「まあ、こんなふうにパパが不運な方がこの家は安定しているってことよ。」

みたいな、追い討ちをかけるようなことを言いったところ

「ぼうずめくりしたいって言ったのは、ぼくなんだああ!」

と嘆くので、もう笑いが止まりませんでした。

 

しかしですよ。

このゲーム至って失礼ですよね。

「わあ!ぼうずがでたあ!」

「ぼ・う・ず」「ぼ・う・ず」

「ぼうず、やだあ!」

・・・いやいや、お坊さんってすごくありがたい人なんじゃなかったっけ?

と幼い子どもに悪い教育を施してしまったと反省しつつも、楽しいひとときを過ごしました。

こうして、我が家の百人一首の思い出が始まりました。