トドママのあるがままに

難病指定を受けている母親です。
笑顔を忘れないように、そんな思いだけでつらつら書きます♪

ヘルパーさん③ (お料理のいろは)

2021-01-18 04:25:00 | 病気
ヘルパーというお仕事は、大変だなと思うことの方が多いのですが、意外なところでいくと、お料理です。

キッチングッズも材料もそのお宅にあるものしか使えません。
持ち込んで、マイ包丁!とか、この便利なキッチングッズで簡単クッキング〜なんて訳にはいかないのです。

大変なことあるあるなのは

あれ。何でキャベツが8玉もあるの?

みたいな、ひとつのものが極端に多いパターン。らしいです。

これはキャベツ使わなきゃね、となりまして、キャベツ祭りが始まります。

キャベツならまあ、千切りにはじまり、ポトフにしたりホイコーローにしたり、餃子やお好み焼きとバリエーションが豊富なので何とかなる。数回のご訪問で使っていこうという計画に。
でも足が早いものだったり、レパートリーが少ないゴボウとか、らっきょうとかだと閉口するとか。

ところが少ないパターンはもっと大変。
醤油がない。味噌もない。出汁もなければ、豆腐しかない。
というパターンはそれはそれは困ったそうです。

冷奴にすらできない。。。

いや、そりゃ困るしかないでしょうに。
その日のメニュー結局どうしたかは実は聞いていません。どうにもならなかったというようなことだった気がします笑


そんな感じなので、我が家も時にこんなの買っておいてーとか、これが便利だよとか、いろいろ教わりました。

もうひとつ面白かったのは、その日の食卓に並ぶもので、どなたが今日の担当か主人ですらわかるほど特色が出るということでした。
他のご家庭の家庭料理を味わう機会はほとんどないので、楽しい経験のひとつでした。

圧力鍋を使った料理も教わりました。
圧力鍋は私は使ったことがなかったので、新鮮で楽しかったです。


私に作らせたらおつまみばっかりなんですよー!というヘルパーさん。遠慮されてたのか本領発揮は実はしばらくしてから。
ヌタとか下戸の私はレシピどころか、そもそも食べたことがあるかな?くらいだったので、ヌタとか食べます?って聞かれたとかは「は?ナタですか?」みたいな危険な聞き返しをしていました。
飲まなくても、おつまみは美味しくて大好き!なので楽しいですが、そこは本格的に!と、ノンアルコール飲料をわざわざ買って夕食を楽しんでいました。


元々食品メーカーに勤めてらしたお料理上手なヘルパーさんがいらしたり。白だしの使い方や出汁もパックのものから顆粒のものまでどんな感じがよいとか見て学びました。
かぼちゃのサラダは簡単でおいしくて!我が家の定番レシピになりました。

そして
「私、料理苦手なんです」というヘルパーさんがいらしたり。
もう謙遜なさって、としか思わないのですが、時々大失敗したと言うのです。
利用者さんに白菜の餃子が食べたいとリクエストされたものの、作ったことがなかったとのこと。それでキャベツと同じ扱いで、白菜を塩揉みして水を出すのをしなかった。そうしたところ、皮が破れるほど水が出ちゃって、利用者さんが夕食前に焼こうとしたらフライパンに乗せられないことに、というエピソードが。

ヘルパーさんたち的には白菜の餃子は当たり前のレシピらしいんですけれど。
私に言わせると、私も知らなかった上に、餃子を作って、作り置きして数時間後に焼くのはリスキーなのでやったことがありません。。
そもそも白菜の餃子を食べたいという注文がわがままではなく、普通の注文なんだ!ということに驚いてみたりして笑。
そうかと思えば、人参の切り方はこう、大根はこうと決まっているので、そう切らないといけない、幅が太すぎやしないかとか気にしながら切るので、冷や汗ものとか。
ヘルパーさんの苦労はこんなところに転がってるんだなあと驚いたものです。ぎっくり腰とかももちろんあるけれど。

私もこだわりをいろいろ言ったとは思います。
でも、こだわらずに皆さんの得意料理が食べられる方が美味しかったので、あまり言わなかった気がします。皆さんにとってはどうだったんだろう?
私なりにとにかくめっちゃ楽しんでました。

ヘルパーさんたちのお料理、我が家にまだ生きてます。






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