「演技の勉強の為に、
どういう映画を見てきましたか?」
「「バリー・リンドン」です。
主演のライアン・オニールに憧れ、
左利きに努めています。」
「演技の勉強に洋画は駄目、
邦画にしてください。」
演出家の指摘は的確で手厳しい。
レッスン前に3点を仮定する。
セリフが完全に入っていること。
前の晩に演技の勉強の為映画を見ること。
何処に生かされているか、
言わなくても分かるほど演技に反映させること。
/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/2c/4abbe6538f4d7edbf575de222593a68d.jpg)
毎土曜、仕事を5時に終え、
その足で新宿行きの高速バスに乗り、
着8時。
御茶ノ水のカプセルに一泊。
翌、元フジTV隣接の某プロダクションの
レッスン場に通う。
/
NHK連ドラで想い出したのではない。
寧ろ小田急、
そっちはマネージャー見習いだ。
/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4e/abf2f6b2aeb0a702353afd575b9bc816.jpg)
俳優と二股で東京に通ってた時代がある。
午後8時に新宿に着いてバスに乗る。
飯田橋で降りる。JRでお茶の水へ。
榎本加奈子の看板が駅に懐かしい時代。
/
わざわざ、バスの移動を入れた。
そのとき、神楽坂を通った。
午後9時。店は大概締まっている。
夜の東京をそんな形で観光した。
もう、15年?
午前、レッスン。
午後は、マネージャー見習い。
そんな飯事みたいに週末を過ごした。
/
先日、神楽坂に行く。
入ったファミレスは確かに記憶にある。
その時代か、
さもなければ何時もの予知夢。
/
詩の会に出席。
20人ほどの詩人の集まり。
みんな、わたしよりずっといい詩を
書いていらっしゃる。
3時間があっという間に過ぎる。
べリべりでなくバリバリの新人となるに、
どれほどの距離があるだろう。
/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/7e/ef47ef4e50ca8b1f00ae5a20f6647b9d.jpg)
15年隔てて、こんな形で、
東京を訪れようとは思いもしなかった。
ただ、
「バリー」には落ちがあって、
「映画のどこをどう読むか」
(D.リチー;キネマ旬報社)
によると、p.105
“オニールは、うまい俳優ではない。・・・
マリア・べレンスン・・・もまた演技が
できなかった。
この二人の札つきの下手な俳優が・・・“
ただ、こう続く。
“彼は、うまい俳優を望まなかったのだ。
つまり、俳優のうまさが、キュブリック
が望んでいなかった感情移入に類するもの
を生み出すことになるからである。“
“俳優は、監督の意思がなめらかに通る
ように、そのための手段とならなければ
ならなかった。“
“俳優、つまり登場人物に感情移入する
ための観客の力に制限を加えることを望んだ“
“情緒的感情移入のこの明らかな欠如は、
観客の内部にまったく本物の感情の必要
を生み出すことになる。“
“だが、映画には、それ以上に多くの
可能性があり、映画を単純にストーリー
+感動と慣習的に制約することは、
ばかばかしほど無益なことである。“
/
「実は、演じる側でなく、作る側に
いたいんですが。」
キュブリックが言わせしめたのかも
知れない。
ポツンとそう洩らしてしまった。
そういう練習生は置いておかないだろう。
/
「バリー」を初めて見たのは、
20才のとき。
池袋の500円位で入れる名画座。
一緒に見た人は、プロデューサー
になりたいと言っていた。
もう、すべて今は昔の話、
わーはっはっは。
(地元のごく一部の人にしか、
このギャグ分からないと思う)
/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ea/43f295dee01411a2f12c70c801ccccdb.jpg)
アメブロ&gooへ
いろいろなし。「日本の調べ」。
東京と高松祭。
「酒井香ちゃんのブログ」も宜しく。
+主のお恵みが皆様に。
2013年6月27日
乗倉寿明記す
どういう映画を見てきましたか?」
「「バリー・リンドン」です。
主演のライアン・オニールに憧れ、
左利きに努めています。」
「演技の勉強に洋画は駄目、
邦画にしてください。」
演出家の指摘は的確で手厳しい。
レッスン前に3点を仮定する。
セリフが完全に入っていること。
前の晩に演技の勉強の為映画を見ること。
何処に生かされているか、
言わなくても分かるほど演技に反映させること。
/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/2c/4abbe6538f4d7edbf575de222593a68d.jpg)
毎土曜、仕事を5時に終え、
その足で新宿行きの高速バスに乗り、
着8時。
御茶ノ水のカプセルに一泊。
翌、元フジTV隣接の某プロダクションの
レッスン場に通う。
/
NHK連ドラで想い出したのではない。
寧ろ小田急、
そっちはマネージャー見習いだ。
/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4e/abf2f6b2aeb0a702353afd575b9bc816.jpg)
俳優と二股で東京に通ってた時代がある。
午後8時に新宿に着いてバスに乗る。
飯田橋で降りる。JRでお茶の水へ。
榎本加奈子の看板が駅に懐かしい時代。
/
わざわざ、バスの移動を入れた。
そのとき、神楽坂を通った。
午後9時。店は大概締まっている。
夜の東京をそんな形で観光した。
もう、15年?
午前、レッスン。
午後は、マネージャー見習い。
そんな飯事みたいに週末を過ごした。
/
先日、神楽坂に行く。
入ったファミレスは確かに記憶にある。
その時代か、
さもなければ何時もの予知夢。
/
詩の会に出席。
20人ほどの詩人の集まり。
みんな、わたしよりずっといい詩を
書いていらっしゃる。
3時間があっという間に過ぎる。
べリべりでなくバリバリの新人となるに、
どれほどの距離があるだろう。
/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/7e/ef47ef4e50ca8b1f00ae5a20f6647b9d.jpg)
15年隔てて、こんな形で、
東京を訪れようとは思いもしなかった。
ただ、
「バリー」には落ちがあって、
「映画のどこをどう読むか」
(D.リチー;キネマ旬報社)
によると、p.105
“オニールは、うまい俳優ではない。・・・
マリア・べレンスン・・・もまた演技が
できなかった。
この二人の札つきの下手な俳優が・・・“
ただ、こう続く。
“彼は、うまい俳優を望まなかったのだ。
つまり、俳優のうまさが、キュブリック
が望んでいなかった感情移入に類するもの
を生み出すことになるからである。“
“俳優は、監督の意思がなめらかに通る
ように、そのための手段とならなければ
ならなかった。“
“俳優、つまり登場人物に感情移入する
ための観客の力に制限を加えることを望んだ“
“情緒的感情移入のこの明らかな欠如は、
観客の内部にまったく本物の感情の必要
を生み出すことになる。“
“だが、映画には、それ以上に多くの
可能性があり、映画を単純にストーリー
+感動と慣習的に制約することは、
ばかばかしほど無益なことである。“
/
「実は、演じる側でなく、作る側に
いたいんですが。」
キュブリックが言わせしめたのかも
知れない。
ポツンとそう洩らしてしまった。
そういう練習生は置いておかないだろう。
/
「バリー」を初めて見たのは、
20才のとき。
池袋の500円位で入れる名画座。
一緒に見た人は、プロデューサー
になりたいと言っていた。
もう、すべて今は昔の話、
わーはっはっは。
(地元のごく一部の人にしか、
このギャグ分からないと思う)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ea/43f295dee01411a2f12c70c801ccccdb.jpg)
アメブロ&gooへ
いろいろなし。「日本の調べ」。
東京と高松祭。
「酒井香ちゃんのブログ」も宜しく。
+主のお恵みが皆様に。
2013年6月27日
乗倉寿明記す