St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

無伴奏チェロ2曲(想い出)

2013-11-09 22:32:16 | Weblog
1 今夜の2枚2つ目は無伴奏チェロ。と言って皆思い浮かべるだろう2曲「コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ」(長谷川陽子:ビクター)と「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」(ヨーヨー・マ:CBSソニー)


2 「この無伴奏チェロ・ソナタは彼が33歳の1915年に作曲されましたが、チェロ1本というごく単純な表現手段のなかに、ハンガリーの民族的なメロディとハンガリー音楽の宝庫であったトランシルヴァニア地方の民族音楽の響きなど、独特な響きが盛り込まれています。」はコダーイの解説から。


3 バッハの解説から。「当時、ようやく独奏楽器として歩み始めたばかりのチェロのために、それも無伴奏で、この楽器の持つ表現力の可能性を極限まで追求したような作品をバッハが書いたのは、いかなる経過があってのことだろうか。しかも、その形式は組曲である。」


4 コダーイのアルバムには“長谷川陽子 97.5.25.”とあります。サイン。17年になるんですね。当時諏訪にいました。工場労働者として。唯一の愉しみとして週末の度にコンサートに行ってて、一番行ったのは、岡谷ジャスコ前のジャズ・クラブ。皆アマチュアでしたけど。日曜晩のことでした。最終列車の時間を気にしながら毎週通ってました。そんな中、長谷川さんが来るというので、松本文化会館まで聴きに行きました。ほぼ初めて買ったCD。おこがましかったのですがサインをいただきました。プレーヤーは後で買いました。次いでジャズの6巻のスタンダード集。それからバッハ。ジャズ/ポップスは生活が苦しいとき皆売ってしまった。恥ずかしいですけど「秋吉敏子ベスト」が一枚残っているだけ。とにかく、極めつけの2枚。是非買って愉しんで貰えばと・・・。

†主のお恵みが皆様に。
†主への賛美と感謝。

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今宵ラフマニノフとともに!

2013-11-09 20:11:19 | Weblog
1 今夜聴いている2枚はラフマニノフ。“モノノフ”ではないよ!“Rachmaninov plays Rachmaninov piano concertos Nos.2&3”(Naxos)。200枚越えてCD持つんだったらNaxosがお薦めと。但し、輸入版。ちなみに、Nos.1&4も持っていてたまに聴いてます。


2 “In 1939 he left Europe,to spend his final years in the United States.Rachmaninov wrote his Piano Concerto No.2 in C minor in 1900 and 1901,dedicating it to Dr Nikolay Dahl.”は解説からの引用。


3 もう一枚は「ラフマニノフ 晩祷 作品37-無伴奏合唱によるミサ-」(コルニエフ指揮・サントペテロブルク室内合唱団:Philips)グレン・グールドの母親だったろうか、毎日一定の時間以上宗教曲を聴かないことを罪だと考えていたのは。


4 「<晩祷>に着手した頃、セルゲイ・ラフマニノフは1910年の夏に、すでに教会のために<聖ヨハネ・クリソスムスの典礼>を書き上げた経験を持っていた。しかし<晩祷>を完成させたのはその5年後で、初演は1915年3月10日、モスクワで行われた。」がP.スティーアによる解説。


5 カトリック聖歌/マタイに優先して正教会の聖歌を紹介しました。世界で最も美しい曲が、未完成とNos.2とか。Nos.1~4、晩祷。秋から冬にかけてラフマニノフの季節!是非買ってお楽しみいただければと!!ん最後に「ももいろパンチ」の宣伝もするの?

†主のお恵みが皆様に。
†主への賛美と感謝。

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クラッシックの話題ですが

2013-11-09 00:48:35 | Weblog
1 今夜の2枚はショパン。ピアノ曲。“Chopin:Recital”(Arturo Benedetti Michelangeli:Grammophon)は輸入版。
2 “In the little jewelled Mazurkas,small only as regards their dimensions,Arturo Benedetti Michelangeli shows how Chopin is to be understood-as an imcomparable master of cotrasting characteristics within an unchanging form,a romantic lyricist who inherited elegance from his Polish ancestors.”はルッペリの解説から。


3 もう一枚は矢張り、Cortot.EMI classics巨匠伝説のシリーズ「ショパン前奏曲集作品28/夜想曲集」。
4 「「作曲家の霊感の源泉は感情にあるから、聴衆の心の中にそれが再現されるように、その感情をふたたび発見し提示するのが解釈者の義務である。なんとなれば、人間的でない感情というのは存在しないし、音楽の最高の力はもっとも純粋な作品においてさえも、芸術という衣による新しい輝きをまとった人間の感情と親しみある感覚とを復活することを含んでいるからである。」」はその解説からコルトー自身の言葉。両方お薦めの1枚。是非買って味わっていただければと。ちなみ、“わたしの一枚”はベネディッティ・ミケランジェリ。


5 続いても音楽。武満徹を紹介したので著作から。2冊「時間の園丁」「夢と数」。後者に「鳥は星形の庭に降りる」に関する章があって、是非2冊読んで欲しいと思いました。「声の輪」という朗読ボランティアがあります。武満さんの音楽とこの本を録音しました。今、松本の視覚障害者の学校にあると思います。
6 「なぜ、「鳥は星形の庭に降りる」というような変わったタイトルがつけられたのか、と言うと、それは、ある時私が見たひとつの奇妙な夢に由来しています。今日の私の話のテーマは、「夢と数」ですが、その「夢」は、私のなかに予告なしに顕れてくるある不定形なもの-つまり、自分の内面に衝きあげてくるある種のもやもやですね-そうした夢の縁を、音楽的に、またそれはきわめて単純なものですが、数の操作を使って、はっきりさせようという気持ちがあるのです。」


7 「内面に衝きあげてくるある種のもやもや」「数の操作」。再びコルトーに戻ろう。「「テンポ・ルバート」すなわちその微妙なテンポの揺れ動きは、ショパンの作品においてもっとも特徴的い表れていることは確かである。」この先、パデレフスキーの「脈拍不整」の比喩を引いて、コルトーの演奏を「機械的な技巧をはるかに越えた、音楽の内奥にひそむ心を表現している」と評している。是非買って聴いて読んで欲しい。