夕べはしんどくてなかなか寝付けず
夜中の2時過ぎにようやく眠りにつきました。
夢を見ました。
私は夕暮れ時に
上七軒のところから天神さん(北野天満宮)の裏に出て
まだ門がしまってないので早道しよと思いました。
祖父母に昔、天神さんの裏道から、お参りもせんと抜け道したら
狐に化かされるさかい通ったらあかんえ、と言われてました。
平気だ~!!
抜けました。
境内の中は私はよくわかってるもの…。
ところが
短い距離のはずなのに
行けども行けども同じ道…。
どうしよう?
横にちょっと薄明かるい建物が…。
ここに入って聞いてみよう…。
入ったら、中には白い壁の部屋が迷路のように繋がっていて
ちっともちっとも出られない…。
途中で歌が聴こえて来ました。
とーりゃんせとーりゃんせ…。
背筋がゾッとしてきました。
次の襖を開けますと
中には着物を着た美しい女性が立っていました。
私はその人に
「お参りもせんと、抜け道しようとしました。すんません…。もう抜けません。お願いですから、出してください!!」
そう言いました。
するとその人はちょっと考えて
「この左の狭い部屋のなかに入って
ながーい廊下をまっしぐら。そこを抜けたら出られます。」
私は言われたように襖を開けると
体一つ通れるような長あい長あい廊下に立ちました。
長い廊下のどんつきに
天神さんの紋が光って浮かんでいました。
私は子供のようになって
「ごめんなさい!!もうお参りもせんと抜けません!!かんにんして下さい!!」
そう言いました。
とおりゃんせの歌が流れている中を
私はその紋に向かって歩きました。
すごい早さで歩きました。
走りたかったけど
走ったらまた怒られて出られんようになる気がしたんです。
なかなか廊下のどんつきにつきません。
それでも歌いながら進みました。
段々紋が大きくなって
届いたかなと思ったとき
横にストンと出て
天神さんの横の紙屋川(天神川)の流れる横の欄干みたいな所にすっと出ました。
屋敷の外側をその欄干みたいな外廊下があって
そこを通ったら
ようやく表の鳥居に抜ける参道に出ました。
もう1回ちゃんと表からお参りして入りよし!!
そう言われている気がしました。
宮司さんみたいな人が立っていて
「よう抜けられましたなあ。天神さんの25丁目…。難しおしたやろ?」
宮司さんは私に金の巾着をくれました。
宮司さんの姿は消えていました。
私は今開けたら、浦島はんやないけどあかんなあと本能的に思いました。
正面の鳥居を通って
本殿にお参りして
やっと平野さん(平野神社)の脇の道に出られました。
狐はんやなあ…。
ちゃんとお参りしいひんかったから、こうなったんや…。
私はちょうどのんちゃんのうちの近くに来たときに
金の巾着を開けました。
中には何にも入ってなかったけど
すうって風が吹きました。
私は子供になっていて
早くうちに帰ろうと
機織りの機音(はたおと)のするうちに走って帰ろうとしてました。
「お父ちゃん、お母ちゃん、帰りたいよお…。」
泣きました。
子どものころから
父と母が機を織っていた機屋(はたや)と糸くりの音が聴こえました。
たまらなくなりました。
家に飛び込んだら
機屋で織っている父と母の姿が見えるような気がしたんです。
そこで目が覚めました。
何だかわからないけど
私は目が覚めてからも泣きました。
次男が起きてきて
「アホちゃうか!?」って言いました。
鮮明に映像が残っていて
思い出しても怖くなって涙が出るんです。(笑)
天神さんの横の門から北の門に
夕方にお参りもせんと抜け道しようとしたら
こうなります。(笑)
変な夢でした。
あの
25丁目の長い廊下
怖かったなあ…。
あのきれいな女の人も
最後に金の巾着をくれた宮司さんも
狐や。
私はそう思いました。
あーこわ
あーこわ。
行きはよいよい帰りは怖い~♪
機屋や
糸繰りの機械の音が鳴ってたところは
今は私の工房です。
変な夢~!!
長男に
説明したら
「危ない!!もー夢の範疇越えとる!!妄想に近い!!寝てへんで。あんた。」
と、言われて
笑われてしまいました。
私の夢はオールカラーで
鮮明です。
忘れるものもあるし
忘れられへんものもあります。
妄想じゃないやい!!
朝からふくれていました。(笑)