中国で鳥インフルエンザの感染者が相次いでいるが、
世界的大流行(パンデミック)を起こす可能性があると、東京大学医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)らが今日、英科学誌ネイチャー電子版に発表する。
鳥インフルエンザは通常、人から人へは感染しにくいが、フェレットにH7N9を感染させる実験の結果、体内でウイルスが変化して、フェレット同士で空気感染するようになったという。
また、一部のH7N9型ウイルスは、抗インフルエンザ薬のタミフルやリレンザは効きにくく、症状は軽くできるがウイルスの増殖までは抑えられないこともマウスの実験で分かったそうだ。
また、日本人500人分の血清を分析した結果、この鳥インフルエンザの抗体を持つ人はいない事も確認された。
我々医療人は近いうちにくるであろうと予想していた、この事態がついにきたという感じだ。
覚悟を持ってあたっていかねばならない!
以前、新型インフルエンザが大流行した時や東日本大震災時の福島県内での医療人としての対応と同じ気持ちであたっていきたい。