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映画「ハッピーフライト」

2013-12-15 08:06:10 | 本、映画、ドラマ

矢口史靖監督の作品でヒット作の「ウォーターボーイズ」や「スイングガールズ」がある。これらの作品も好きですが、ダントツに「ハッピーフライト」という作品が好きである。



ストーリーよりも、一機の旅客機が飛び立つまでに、空港や管制塔の裏側ではいったい何がおきているのか。
飛行機の運航に関わる仕事をしている人々の悪戦苦闘を追いかけるという形をとっている。取材による情報量が積み込まれた秀作です。

例えば、滑走路では、爆音に消されぬよう通信用のマイクに骨伝導のものが使われている。
あるいは鳥と航空機が激突するのを避けるため、散弾銃を持った職員が近辺をパトロールしている。
整備士は工具箱に鍵をかけている。

このような、緻密な取材による裏話的な情報が、それこそ山のように映画に登場する。そしてパイロットや客室乗務員はもとより管制官、整備士、機内掃除のおじさん、強烈なクレーム客まで等々「ひとびと」を克明に記録した映画でもある。

俳優陣も素晴らしく、味のある演技をしている。



華やかにみえるCAの本当の辛さや、パイロットや整備士のプロ意識責任感、全てにおいてプロ意識を漂わせながら、人間性も出ている感じが面白い。

高橋昌治 -役の岸部一徳は、
オペレーション・ディレクター(コントロールセンターの責任者)であるが、今時のコンピュータの扱いにはついていけていないで昼行灯(ひるあんどん)のような普段の仕事ぶりである。
しかし、緊急時のいざという時の機転や行動力という仕事の腕はアナログながら抜群で、尊敬してしまう。
これですよ。人って!
普段かっこいいこと言っていて、いざとなると役に立たないようではね、、





東日本大震災の時2011年3月11日、そして福島原発が爆発して、当時福島県にいて、医療人として、そして外食の店舗も営業展開して、震災直後も あらゆる店が閉まっている中 翌日から医療、外食店舗共に営業して歯を食いしばって、当時 福島県の店舗に残って社員と仕事をしていたことを鮮明に思い出した。

当時、カッコイイ正論のような事を言っていた人が有事の時に、何の役にも立たない。

「ただちに健康被害は起きない」といつも繰り返す政治家や「想定外……」と繰り返す東京電力の幹部を思い出してしまった。。


話を戻します。。f^_^;)

日本映画の中でも、「ハッピーフライト」は、かなり好きな作品です。
飛行機が無事着陸した時は、一緒に「バンザ~イ」してしまいそうな心境になります。

作品を観た後も スカッとして前向きにそれなりに真面目に、でも楽しく今後も自分も生きていこうと思える作品です。
爽快感とクスっとする、、なんとも言えない愉快な気分にさせてくれます!



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