QueenのCDを購入した。
ある日 ラジオのNHKのFMで時代劇と西洋音楽について話していたのを聴いたのがきっかけである。
その中で、かなり以前に放映されていた時代劇の「御家人斬九郎」の最終回について話をしていた。
主演が渡辺謙氏の時代劇だが、当時ご本人も白血病の闘病中であったこともあり鬼気迫る演技であったし、思い入れもただならぬものがあった。
最終回は、主人公である渡辺謙氏の強い希望により最終回のみ自身が監督を務めている。
雪降る中、主人公の斬九郎が大勢の敵と死闘を演じる。
そして最後に Queenの「The show must go on」がバックに流れる。
時代劇も視聴率の低下により制作されなくなってきていた頃である。
今ではドラマで時代劇をシリーズで放映される事も無くなってしまっている。
Queenのボーカルのフレディ・マーキュリーはHIV感染症で余命幾ばくもない状態を知り
そんな中この曲をかいた。
渡辺謙さんも白血病という難病と闘っていた。
「御家人斬九郎」シリーズの終了が、すなわち時代劇の幕引きにならないよう。
「負けてたまるか!」という心の叫びが聞こえてきそうである。
フレディ・マーキュリーの病気に負けないで何事も続ける気持ち、そして渡辺謙さんのやはり負けない屈しない気持ち、制作スタッフ達の時代劇をこのまま終わらせてたまるか!という気持ち。
これらが相まって涙なしでは、観られない程の素晴らしいラストになっている。
この時の曲「The show must go on」にすっかり魅せられてしまった。
The show must go on の意味もフレディ・マーキュリーの気持ちそのものである。
Queenは以前から知っていたが、あらためてCDを聴いて素晴らしいと思う。そして すっかり魅せられてしまった。
若い頃は わからなかった、感覚である。
渡辺謙氏は、「人生は自分で切り開くしかないわけですから、僕が下の世代に対して、「君らは○十代だから、○○した方がいい」とサジェスチョン(提言)すること自体、押しつけがましい」と語っております。
人が生きている中で そうあらねばならぬ と自身を規制して、また自身以外のまわりの人々にも厳しく窮屈に生きてきた。。。
この生き方は、はたして、、、 良かったのか?
疑問に思う この頃である。
我が道を
生きること そう、ただ生きて死ぬこと、、、、
自身が、精一杯生きて、そして結果として死ぬだけ、、、
窮屈に生きるのはやめにしよう。。