修理作業中に珍しいネジ見つけました
画像中央のネジは「エト止めネジ」と呼ばれています
ネジを回転させて移動し隙間を無くすことによって文字板から出ているアシを固定し、ずれないようにする部品です。固定の仕方は数種ありますが、ネジ止め式は、比較的古い商品に多くある印象です。
「文字板外そう」とネジを回転させた所、感触に違和感･･･
観察すると「逆ネジ」使用していました。
一般的なマイナスネジはネジ山にやや深い溝が一本ですが、
画像のネジは溝が３本、真ん中の溝は深く両側は浅い溝です。
「逆ネジ」ってことを分かりやすくするためこのように3本の溝があります。
「逆ネジ採用の理由」も考えてみましたが、結論には至りませんでした、と言うのも今回の方式は珍しく、エト止めネジ採用のお品物は、ほとんど通常のネジで対応しています。
「逆ネジ」にはメリットもデメリットも特に無いように思いました。なので通常ネジで十分役割は果たすであろうと考えたのでしょうかね
最近の修理作業においてほとんど見かけることの無い方式のネジでしたので、ご紹介でした。
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