最近の電池交換ご依頼品は、不思議と「電池液漏れ」しているお品物が増えているような気がします。
電池交換実施前にお客様には「いつ頃止まりましたか?」と尋ねるようにしています。
理由としては、①前回の交換履歴が残っていた場合、時計の動作期間が判ります。適正な動作期間かどうかで、時計の健康状態が判る事。②止まってからの期間が長い場合は、液漏れリスク上昇しその可能性もあることを事前にお伝えしつつ作業が出来ること
この2点が主な理由となります。記憶事なので不確かな部分は多いですが、それなりの時間経過されている場合の「液漏れ率」が上昇しているような気がします。
左側が液漏れしている状態です。
液漏れがあった場合は、お客様に電池やムーブメントの状況確認をして頂いています。
見て頂くと「あ~ぁ、このような状態ね」ってことが、言葉よりもハッキリと理解してもらえます。
また受付者と作業者が同一なので、その場で確認して貰えますので、当店なりのサービスの一部にもなっていると感じています。
軽度の場合は、取り除き作業実施し、電池交換したりもします。重度の場合は、お預かりしてどのようにすべきか検討し、内容とお見積りさせていただくようにしています。
もしも「止まっている時計」をお持ちで「使うかもしれないなぁ」ってお品物あれば電池交換おススメします。