シベリウスの雷が
美しく
落ちて
クッファンと
白粉(オシロイ)花が
香水を
弾く
鉄錆色の痩身
髪は白くてバサバサ
半裸の老人
が降りだした雨で
サーフボードを
磨きだす
キラリって沖から
義貞が剣を投げた
キッと見詰めると
何時も浜を増やす
ずぶ濡れの
砂浜
直ぐに
手足
産んで
素足
走る
走る少女たち
わからない
わからないん
だもん
て
又
遅れてしまう
私の少女
やっぱり
幾人も
居る
(一才ずつ違ってる年の
私
今年も夏は
こうして
始まる
美しく
落ちて
クッファンと
白粉(オシロイ)花が
香水を
弾く
鉄錆色の痩身
髪は白くてバサバサ
半裸の老人
が降りだした雨で
サーフボードを
磨きだす
キラリって沖から
義貞が剣を投げた
キッと見詰めると
何時も浜を増やす
ずぶ濡れの
砂浜
直ぐに
手足
産んで
素足
走る
走る少女たち
わからない
わからないん
だもん
て
又
遅れてしまう
私の少女
やっぱり
幾人も
居る
(一才ずつ違ってる年の
私
今年も夏は
こうして
始まる