張り替えた障子の白に
満足して
座った
縁側
母の長襦袢が零れました
心が無音で頽れました
ふぅーわ と
痛んだ心に
あなたの手当てみたいな
雪が
障子の白の
息遣いで
舞いました
袂を
広げたら
その上で
溶けました
袂を
抱いたら
温かな
彼方の雪
になって
私の心に
小さな
慰め
一つ
咲かせました
けれど
やっぱり
溶けました
満足して
座った
縁側
母の長襦袢が零れました
心が無音で頽れました
ふぅーわ と
痛んだ心に
あなたの手当てみたいな
雪が
障子の白の
息遣いで
舞いました
袂を
広げたら
その上で
溶けました
袂を
抱いたら
温かな
彼方の雪
になって
私の心に
小さな
慰め
一つ
咲かせました
けれど
やっぱり
溶けました