へそ曲がり人間の退屈な日々

独断と偏見で好き勝手に気が付いた事や言いたい事を綴る気ままな日記。

ディズニーが映画の喫煙シーンを削除?

2007-07-29 | その他
タバコの喫煙に対する規制が
公共の場所でどんどん広がっているが
今日のニュースでは
ディズニーが映画の中の喫煙シーンを
一切禁止する方向になった様な事が
報告されている。

確かに子供向けの物としては
悪影響のある物を排除するのは
仕方が無いとは思うのだが
何も其処までしなくても、
と思ってしまうのは自分だけか。

先日も会社の同僚と話した事があったが
昔の映画や音楽を放映したりする時
差別用語とか放送禁止用語とかの理由で
肝心の作成者のメッセージが不明になったり
ストーリーが判らなくなったりする事が有る。

しかし過去に実際に使用されていた物を
今は禁止したからと言って
全てを無かった事の様にして良い者なのか。
日本の歴史の問題にしても
同じ事が言えると思う。

言葉は生き物である。
時代ごとに変化はしても
相応しくないからとの理由で
抹消するのは不自然だろう。

学校の国語の教科書に古典が在ったが
これからは近代語や現代語の区別が必要かも知れない。
そうすれば映画も台詞を置き換えて放送出来るだろう。

だがそんな事をするよりももっと重要な事は
過去を無理に書き換える事でなく
事実を事実として忠実に伝え
その後の結果や教訓を
しっかり後者に伝える事ではないだろうか。

それで無ければ人間はどんどん無知になり
善悪の判断も出来ない者が増える気がする。

かと言って残虐な殺人や猥褻画面を
子供たちに見せる事は良くないだろうが
大人の世界には醜い世界もあるという事を
全く知らせないのは無理であろう。

何が良い事で何が悪い事かを
しっかり教える為には
隠す事だけが良いとは思わないのだが・・・