へそ曲がり人間の退屈な日々

独断と偏見で好き勝手に気が付いた事や言いたい事を綴る気ままな日記。

歴史の容認と否認

2007-10-07 | その他
高校の教科書の検定で
第二次世界大戦の末期で
日本が沖縄において戦った時の
一般市民の集団自決についての項目で
日本軍の関与を削除されたと言う事で
沖縄県民の怒りが爆発して
抗議活動が拡がっているが
何故今頃になって問題になるのか、
日本軍の指示があろうが無かろうが
集団自決のあった事は変わらないし
その責任は国が問われて当然の筈だろう。
軍の命令が無かったとして
それが何の意味があるのか。
市民生活の場を戦場にされ
全てを奪われた上に
何の保護をも受けられなかったのだから
見殺しにされたと同じ事である。
もっとはっきり言えば
市民の援助を請いながらの市街戦を
兵士の方でも期待していた。
それで無ければ敵の上陸前に
女や子供を早急に安全な場所へ移動させ
日本軍だけで防御すべきだったろう。
それをせずに共に戦おうとした。
国民全てを戦いに巻き込んだのだ。
もっとはっきり言えば
あの広島や長崎の原爆にしても
日本のこうした姿勢を米国が実感したからこそ
自国の犠牲を少なくする為に
決断させたと言ってもおかしくは無い。

日本軍の責任が在ったか無かったか
そんな事で騒ぐより
過去にはこんな苦い歴史があったと
それを繰り返さない為には
これから何を反省し何をなすべきか
これからの世代に示す事だろう。