娘が学校で図書委員をやっている。
先日、ふと童話作家の松谷みよ子さんのことを聞いてきた。
「松谷みよ子って、金町に住んでるの!!?」などと聞くから、
「そうだよーー、でも今は大泉じゃなかったかな?」
「龍の子太郎」「オバケちゃん」「二人のイーダ」「モモちゃん」シリーズなど
昭和40年代に子どもだった人なら、一、二冊は手にしているんではないか?松谷みよ子さんの本。
「モモちゃん」などは世代を超えて読み継がれ、新装版も今たくさん出ている。
何を隠そう、「モモちゃん」初期3作
「ちいさいモモちゃん」「モモちゃんとプー」「モモちゃんとアカネちゃん」は
リアルタイムで初版本を読んでいた私。

今も書棚に鎮座。
娘にもこれで読んであげていた。
だからボロボロ。
娘もお気に入りの作品なのだ。
真ん中の「じょうちゃん」は、松谷さんの自伝です。もう一冊「捨てていく話」っていうのが
見つからない!(どこいった?)
「捨てていく話」は、
お読みの方は知ってるでしょうが、「モモちゃん」シリーズ作中、モモちゃんのママである松谷さんと旦那様は離婚するんです。
作中でそれは「死神」「靴だけのパパ」「歩く木」など離婚を象徴するようなモチーフで描かれてます。ブキミです。
その辺の本当の(大人の事情)が、小説形式でこれに書かれています。
「モモちゃん」は、世の中には「パパとママがさようならして、別々に暮らしているお家がある」ってことを教えてくれた
ショッキングな童話作品でもあったのです。
「モモちゃん」シリーズはその後も巻を重ね、大人になってから、最終巻まで読みました。
離婚後、お仕事と子育てに追われる若き松谷さん、モモちゃんとアカネちゃんの成長ぶり。
お祭りでパパとアカネちゃんに嫉妬して、ふてくされながら、べっ甲飴をくわえて帰るママ(松谷さん)
あの「死神」氏とも再会し、ユーモラスなやりとりがあり、大人目線で楽しめました。
松谷さん、調べたら、お亡くなりになってました。
松谷みよ子さん
2015年2月28日、老衰のため東京都内の病院で死去。89歳没
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E8%B0%B7%E3%81%BF%E3%82%88%E5%AD%90
こんな記事もありました。
https://dot.asahi.com/wa/2015032000048.html?page=1
酒井駒子さんの装画で新装されてる「モモちゃん」シリーズはオオッ!!って思いました。
平成のいわさきちひろですよね、この人。

でもやっぱり、初版の頃の装丁が好き^^
お人形シリーズ。


中ページの挿絵は菊池貞雄さんの絵が好きです!


モモちゃんが小さい頃、アカネちゃんが生まれて、離婚されるまでは、どうやら、葛飾区金町にお住まいだったようです。ご近所です^^
モモちゃんたちが通った「赤ちゃんの家」は今でいう、0歳保育をやってる保育園のことですね。葛飾区、先進的!だったんですね。