ここ近年の週末は、娘には娘の予定もあったりで、家族揃ってのお出かけは、ほとんどなくなってしまった。
部活や遊びに行く娘を送り出したあと、じゃあ、夫婦だけで、ちょっといいランチでも
^_^と、近所の寿司屋やうなぎ屋へ。
将来の年金生活も不安だけど、ほんの数千円を、今ケチったところで、将来どうなるってんだ?と、そんなプチ贅沢を許しあう。
当たり前だけど、将来は不安だらけ。病気に介護問題……。未来に対しては、必ず不安がつきまとう。だってわからないから。
に対して過去は安心だ。辛かったことも、すでに終わったこと。
新たなストレスをかけてくることも、傷つけてくることも決してない、絶対安全の領域。
育児と仕事に忙殺されていたあの頃も今となっては夢の時間。
そう思えるようになったのは、あの時の私も娘もすでに過去の存在になったからなのだ。
過去を振り返る、という行為は逃避ではない、少なくとも私にとっては必要な行為だと思える。
古地図を眺めたり、古布に愛着を感じたり、骨董が好きだったり、幼いころ過ごした街に強い郷愁を覚えたり。
これらの世界に没頭したあとは、なにか心のゆがみがとれて、すっきりとした自分がいる。つまりそれが趣味ってことなのだが。
安穏とした過去なんて、本当はどこにもない。
現代の医者が幕末にタイムスリップする、あのドラマ(マンガも読んだ)。
自分が未来を変えてしまうかもしれない(恋人を失ってしまうかもしれない)未来を怯えながら、葛藤しながら、ひとつひとつ行動を積み重ねていく、仁先生。
リアルに過去を生きねばならないって過酷なのだ。
部活や遊びに行く娘を送り出したあと、じゃあ、夫婦だけで、ちょっといいランチでも

将来の年金生活も不安だけど、ほんの数千円を、今ケチったところで、将来どうなるってんだ?と、そんなプチ贅沢を許しあう。
当たり前だけど、将来は不安だらけ。病気に介護問題……。未来に対しては、必ず不安がつきまとう。だってわからないから。
に対して過去は安心だ。辛かったことも、すでに終わったこと。
新たなストレスをかけてくることも、傷つけてくることも決してない、絶対安全の領域。
育児と仕事に忙殺されていたあの頃も今となっては夢の時間。
そう思えるようになったのは、あの時の私も娘もすでに過去の存在になったからなのだ。
過去を振り返る、という行為は逃避ではない、少なくとも私にとっては必要な行為だと思える。
古地図を眺めたり、古布に愛着を感じたり、骨董が好きだったり、幼いころ過ごした街に強い郷愁を覚えたり。
これらの世界に没頭したあとは、なにか心のゆがみがとれて、すっきりとした自分がいる。つまりそれが趣味ってことなのだが。

安穏とした過去なんて、本当はどこにもない。
現代の医者が幕末にタイムスリップする、あのドラマ(マンガも読んだ)。
自分が未来を変えてしまうかもしれない(恋人を失ってしまうかもしれない)未来を怯えながら、葛藤しながら、ひとつひとつ行動を積み重ねていく、仁先生。
リアルに過去を生きねばならないって過酷なのだ。