観てきましたよ(^^)
『喜望峰の風に乗せて』
原題 ザ マーシー
これ、実話で、
1968年にヨットでの単独無寄港世界一周レースに参加した実在のビジネスマンであるドナルド・クロウハーストが厳しい自然と耐え難い孤独に翻弄される姿を描いている。 ウィキペディア
https://maruna0817.com/5142.html
バッドエンドなのは、知っていた。
単独無寄港世界一周
成功すれば、すごいセンセーショナル!!
行き詰まった人生に、事業に、
風穴を開けられる!!!ことを目論んで、
素人航海に乗り出すドナルド氏・・・
でもね、
まあ、そんな背景は描かれつつも、
ドナルド氏が、
この航海に名乗りをあげた動機がね、
映画を見てると、いまいちよくわからないのよ。
ファース様のドナルド氏は、
家族大好きな、優しいパパで、
準備不足で、なかば危ぶんだ気持ちもありながら、でも、周りに押されて後戻りできなくてスタートを切ってしまう。
と、そんな感じでした。
本物のドナルド氏です。↓
・・・・・わたしは、
この写真を見て、勝手に思い込んだ。
この人って、本当はすっごい、
わがままな人だったんじゃないかと。
家族が何言っても聞かない、
ヤバい感じの人だったのでは?と
勝手に推測。
だからね、始めのほうは、
なんか、イライラした。
妻も、なんでハッキリ止めなかったんだ?
みんなハッキリしないのよねー(イライラ)
と思って見てたんですが、
さて、船上の、
ファース様の1人演技は・・・・・・
すごい良かった・・・・
前半の、ちょっと腑に落ちない感など、
吹っ飛びます。
ファース様、ここ、やりたかったのでは?
ある理由から
後にも先にも戻れない、
人生に難波してしまった一人の男が、
ただ後悔の大荒波に
愚かさを呪い
破滅に向かっていく姿・・・・
ヤバさが、ヒシヒシ伝わってきます。
なんの救いもありません。
わたしは、これ、
日比谷シャンテで観たんですが、
ここ、文学系とか、重めの作品の上映専門?で、
客層も、年齢高くて、人生経験も多様で豊富な人々・・・ばかり?え?わたくしも?
ヤバい橋渡って、成功した人、苦渋を舐めた人、目下、辛酸を舐めている人々の鑑賞にたえる作品なのは・・・・・
確かです・・・・
たしか、最後、
ドナルド(ファース様)が
「これが救いだ」と言って
時計を海に捨てていた?
あれ、なんで救いだったのかしら?