ハネっちのミリブロ?

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MGC ベレッタM92F パワーカスタム2

2023-04-20 00:42:21 | フィクスド・固定スライドガスガン

MGC ベレッタM92Fへのカスタム施工の様子をお伝えします。

見てのとおり今回のベースガンはパッキンが破れていました。おそらく分解の方法が分からなくて「引っぱったら裂けちゃった(涙)」 みたいな感じなんでしょうが、こんなパーツでも新しい物が手に入らないので修理ができなくなるのがビンテージガンの泣き所です。 

画像左:買ったまま  画像右:テープで修理

とりあえずテープを巻いて応急処置をしてみました。0.04Jしかなかったパワーが0.37Jまで回復しましたが、たぶんバルブをイジったら一発で裂けるんじゃないかな(汗) もっとちゃんとした修理が必要なようです。 *マガジン温度28℃、HFC134aガス使用

という訳でYouTubeで「チャンバーレス化」なるものをやっている方がいたので今回はそれを参考にバレルを新しくしてみる事にしました。使用したのはマルゼンのイングラムM11用カスタムバレル、内径はマルイの電動ガンでもおなじみの6.08mmです。

この工法でバレルを新しくするとバレルがチャンバーの役目も果たすことになります。バレルの後端がBB弾の給弾とマガジン上部にあるガス放出口の密閉をチャンバーの代わりに行っている様子がお分かり頂けるでしょうか?

バレルが完成したのでバルブの加工に入ります。ノーマルのままでは今のガスブローバックと大差ない性能ですがバルブ加工でパワーが跳ね上がるのが昔の固定スライドガスガンの特徴、劣化しているパッキン類交換も併せて交換しています。

今回のHOPパッキンには飛距離を伸ばす他に発射前の弾を保持する役目も加わります。固定タイプですが0.25~0.28gのBB弾の使用を想定しており実射テストでは銃を水平にした状態で約50m、少し角度をつけた状態で70m程度の飛距離が確認できました。 *性能は諸条件により変化します。

画像左:マガジン温度28℃時0.25g弾  画像右:同36℃時0.28g弾

最終スペックはこんな感じになりました。マガジン温度28℃時のパワーは0.74J/0.25g弾(0.2g弾換算86m/s)は買った時とは比べるまでもありませんが、応急処置後と比べても2倍近くのパワーアップとなっています。

真夏を想定したマガジン温度36℃時の最大パワーは0.92J/0.28g弾(0.2g弾換算95.9m/s)、軽い弾よりも重い弾の方がパワーや飛距離で有利になるのは電動ガンの流速カスタムにも通じる特性です。

ノーマルと比べて2倍のパワーに3倍の飛距離、最新のガスブローバックモデルにだって実射性能では負けません。「昔のガスガンなんてショボい」なんて思ってるのなら是非これに撃たれてみて下さい(笑) 封印の解かれた古代兵器が新たな獲物を求めて再起動します。

 

以上、MGC ベレッタM92Fへのカスタム施工の様子をお伝えしました。

 



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