ひつじ飼いのキノコ岩との日常

家庭の事情から、トルコ国内のすったもんだまでw

家族旅行10日目。サガラッソス遺跡。

2015年09月10日 17時58分31秒 | 旅行
もう!!
毎日、このままでは

あっしの旅行記が
終わりを迎えることができない~!!!

と。
旅行記の締めを

勇気を振り絞って(何でだ?)
書き上げることに
決めました!!←それほど、オオゴトかいw

実は。
あんまり、放っておくと

どんどん、
忘れちゃう、っていう

ひつじ飼いの
どんくさい頭も

理由の一つ、
ですがw

ま。
それは、さておきw

ダッチャ旅行、最終日。
感動のフィナーレー…

は。
ないけれどw

とりあえず。
閑静な山あいの

いいこんころもちの
素敵なホテルで

ぐっすり
睡眠をむさぼったwひつじ飼い一家。

朝起きるのが
つらかったww

でも。
今日は、ネブに帰らなきゃ
いけないし。

その前に。
待望の

サガラッソス遺跡も
見学したいし。

やることは
いっぱいあるぞ!

ってんで。
8時に朝食を取って
9時には、スタンバイw

朝食は、これまた
いろいろ、

細かい心遣いの
行き届いたもの、でしてw



生卵、とさ。
卵茹で用釜、があって。

好みにあわせて
ゆでられるように

卵タイマーまで
置いてあんの(笑)

こんな事が
できるのも

小さいホテルならでは
かしらねえ~。

さて。
ここからは

愚図る子ひつじーずは
ホテルに残し(笑)

わしと、と~ちゃん。
二人で

サガラッソス遺跡の
見学に出かけました~。

ホテルからは
車で、約10分、なんだけど。

何たって。
標高、約1500メートル

世界で、一番
高いトコロにある

ローマ時代の遺跡、
とかなんとかで。

こ~んなところに
昔の人は

よくぞ、町を
作ったものだ、と

驚くやら。
呆れるやらw



何でも、高い場所は
守りやすい、という
理由と

当時は
山の斜面から

大変な量の
湧き水が出た、そうで。

それで、こ~んな場所に
大理石を引っ張ってきて

町を作っちゃった
ってことらしいですw

遺跡の入り口まで行くと
なにやら

見慣れぬおじさんが
「ガイドしましょうか?」と

寄ってきたww
何か、怪しい人か、と思いきやw

なんと。
ここの調査発掘を進めている

ベルギーの大学の
調査団の人だったw

なんでも。
7月と8月の2ヶ月。

毎年、発掘調査を
進めてるらしいのだけど。

その、遺跡に滞在している
2ヶ月間に

遺跡を訪れた人に
ガイドもやっちゃいましょう~!

っていう。
嬉しいサービスだそうでw

と~ちゃんと二人。
早速、お願いして。

遺跡探検が
始まりました。



その自然条件の良さ
から

紀元前3000年くらい前の
人の住んだ跡、なんかも

見つかっている
場所だそう。

古代
このあたりは

「ピシディア地方」と
呼ばれていたそう、なんだけど。

ピシディアのサガラッソス、
といえば

皆が知ってるw
一大地方都市だったらしいw



アレクサンドリア大王が
遠征の際

ここも通って
行って

通りすがりに
征服していったそう、なんだけど。

それが、正式に
サガラッソスの名が

歴史の表舞台に出た
初めての出来事、となったそうっす。

その後は、
ローマ帝国に属し

この町の最盛期、を
迎えるのだと。



ローマ時代には
ローマの5大陶器産地の一つに

数えられるほど。
陶器製作が、盛んだったそうだ。

この町の劇場の
収容可能人数は、9000人。

こんな山の上の町に
そんなに

人が住んでたわけじゃあ
ないんだけど。

いつも、訪問客で
賑わう町だった、サガラッソスは

劇場も、ローマ式浴場も
作りがでっかい。



しかも、この町の
スゴイところは

廃墟になった後は
立地条件の関係から

ほとんど、建物の
大理石が盗まれることがなく

現在も、ほぼ、
オリジナルの大理石で

遺跡が復元されていってる
ってとこ、だそうです。



2010年に
ローマ5賢帝の一人

マルクス・アウレリウスが
建立した、とされる

とても美しい泉、が
復元終了したことと



下方アゴラから
全長4・5メートルは

あろうか、と思われる
アウレリウス帝の

大理石像のパーツが
発見されたことで

この町は
一躍有名になったそうで。



そんな、
サガラッソスも

7世紀頃に
大地震に見舞われ。

町が倒壊した
と共に

地層の変動が
原因で

湧き水が枯渇して
疫病が流行。

その後は衰退の一途を
たどり

いつの頃からか
町は廃墟と化したそうだ。



その後。
1706年に

フランス人探検家に
発見されるまで

サガラッソスは
深い眠りにつくこと、と
なるわけだ~。

完全復元には
まだまだ遠い道のり、だけど。

復元が完成した
泉、だけ見ても

この町の美しさが
想像できる、というものです~。



他には。
下方アゴラ、各種神殿跡

図書館跡に残る
モザイク



などなど。
ベルギー隊、全力で

頑張ってる様子が
よくわかりますだ~。

冬は、大雪に埋もれる
この地域で。

発掘した柱が
雨雪に侵食されないように、と

上から、布で覆って
保護する、頑張りぶり。



熱意が伝わってくるって
もんですなあ~。

「アメリカ人は、この泉を見ると
オーマイガー!!と大騒ぎして
写真を撮っていくんですよ~」

と。
冗談めいた口ぶりで

楽しくガイドをしてくれた
調査員のおじさんに。



他の遺跡が
着々と復元されている中で

ぽつん、と
7世紀に倒壊したままで

放置されている
劇場を見ながら

ひつじと~ちゃんが
「劇場は、復元予定はないんですか?」


聞いてみたところ。

「あの劇場だけは、復元予定は
ないんですよ。
あの劇場は、あのままで。
7世紀に時間が止まった、あの倒壊した姿のままが
最高に美しい、と思うんですよ。
ずっと、あのままであって欲しいものです」

と。
何だか、遠い目をしながら

語ってくれた横顔が
やけに印象的で、ございましたよ~。



で。
その後、ホテルに戻って。

子供達を拾って
車に詰め込んで

一路、ネブシェヒールへと
帰ってきたのであります~。

帰ってきて。
予想外のネブの暑さに

またまた、皆で
へとへとになったけど。

今年も楽しい
家族旅行でございました~!

おまけで。
ひつじと~ちゃんは、

このあと
2日かけて

車についたタールを
石油?だかガソリン?だかで

必死に
掃除してましたけどね~www

ってなわけで。
これにて、一件落着でござんす♪

長々と、
お付き合いいただいて
ありがとうござんした~♪



こちら。
サガラッソスのホテル内を

我が物顔で闊歩していた
猫さんw



本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます。

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よろしくお願いします♪

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コメント (2)
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