とこしえの
君がねむりを悼むらん
桐の一葉の散りそめてけり
作 中島 広陰
百歳の人生ついに全からず
哀しむ君が客と成りて黄泉に到を
墓前涙を呑んで冥福を祈る
腸は断ず薫香一片の煙
作 元宮 三香
また、お一人黄泉の国へと見送りました。
詩吟の仲間です。
自分に厳しく人に優しい人でした。
口には出せない労苦の中人でお子さん三人を育てられました。
どんなときもきちんと身だしなみを整えられ、背筋を伸ばされていました。
会の仲間が参列し、上記の句を朗詠しました。
長い人生を懸命に生きられ若輩者の手本となられた人です。
安らかなお顔に「お疲れ様、ごゆっくりおやすみなさい」と送り出しました。
「ありがとうございました。」
残されたご家族の上に天からの慰めがありますように。