長島敏春「逗子日乗」(旧「生命のサンゴ礁」)

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。「生命のサンゴ礁」を開始。2023年に「逗子日乗」とする。

ホソカマスの群れとダイバー 久米島

2011年01月16日 | 久米島

写真のタイトルは「ホソカマスの群れとダイバー」です。

今回はこの写真について解説します。そしてこの写真を撮影した「とっておきの話」をします。

右下にダイバーが入っています。ホソカマスの群れがいて、ダイバーがBCを操作しながら群れを見ています。

ダイバーを入れることで群れの大きさが分かります。太陽光が入りストロボをあてていますので群れの立体感が出てい

ると思います。普通はここまでの説明で終わります。

「とっておきの話」とは、このダイバーは実はエスティバンのガイドさんです。群れと遭遇したときに彼は群れの背

後から現れ、群れを追い込み、群れの形を造ってくれたのでした。そして結果的に彼がモデルとなってくれたわけで

す。水中を見ているとその動きが克明に分かりました。事前に打ち合わせをしたわけではありません。

写真家にとって海を案内してくれるガイドは大変重要。ポイントや魚の生態が分かり、写真の事も分かるガイドは貴重

な存在です。そのことが分かる象徴的な写真なので皆さんに紹介しました。