気持ちよかった。しかし一抹の寂しさ。ナイトウィシュの
曲を聞きながら、カラオケ店に出勤。どうせじじばば。
ばばがいない。しかし、いないと思ったお嬢と友達が
座っていた。徐々に高まる。最初は弧愁人。紫夜曲。
これでいいかな。マスターがうなづく。9月の発表は
この曲で決まり。エントリーシートを提出して、2000円
払う。徐々にジジイが帰って、ついにお嬢たちと4人。
盛り上がるカラオケ。タクシーの待ち時間になる。
マスターが時間つなぎに、令和音頭を歌う。たまらず
踊りだす、お嬢。竹取の翁も付き合って、阿波踊りを踊る。
なんというか、カラオケ喫茶が、一種のディスコ。すばらしい。
大興奮の翁。しかし運転手が顔をのぞかせる。今日も終わり。
祭りが過ぎて、街にさみしさが立ち込める。あーあ終わった。
ナイトウィシュの曲を大きく聞きながら、のって帰る。
近隣の人に聞かれてもかまわない。小僧おまえたちも聞け。
道端の子供たち。これがロックだ。知るべくもなし。聞く耳を
もってるかな?。多分わかるまい。残念な翁。復習する翁。
今晩は、世界最高のロック三昧。あれ?わすれていた。ゲームがある。
何か楽しいが、後が怖い。いいか。楽しい思い出になったから。
満面の笑い顔が、翁の脳裏に焼き付いた。それは夜空の月のよう。
跳ねるはお嬢。耳は長くない。丸こい顔が、浮かぶふわふわ。
まるで無重力のように踊る。針を刺すとぱちんと割れる。
水羊羹。お茶と一緒に食したい。何て風流な。少しセンチメンタルな
翁。みどりと赤のコントラスト。それ派手すぎないか?。安全と広島。
こじつけすぎないか。人参です。ああ美味しい。おまえはうさぎか。ええ
鳥取のうさぎ。白兎よ。人参は薬になるし。嫌いなんだけど。すききらい?
どっち?。好きですと自白する翁。笑うお嬢。月に吠える翁であった。