何かなーの一日。ことはひたひたと進む。ゴミ出し、猫トイレ。歯ブラシ。練習。
万全。昼から練習。和やかに進む。が途中で、伊藤が来た。さわらない。
終わって、大音響で、カラオケ喫茶。やはりいたかお嬢。だけでなくショウケイコ
タコ踊り、友達など、多数。順番が回らない。お嬢たちと残って、令和音頭。
最後に盛り上がったが、物足りない。やがてタクシーが来て、帰るお嬢。
6:30になっていた。1時間30分延長。楽しいんだけど物足らない。心のどこかで
お嬢を独り占めしたいのか、竹取の翁。マスターを見つめ踊るお嬢。なんかさみしい。
結局練習した、高瀬舟は、歌えなかった。しかしそれが悲しいわけじゃない。
山河。五木ひろしを熱唱するマスター。聞き惚れるお嬢。ああつかれる。
しかし、一所懸命は、ひとの心を打つ。偉そうに言ってしまった。でも
まんざらでなさそう。愛も同じか一所懸命愛想を振りまく翁。振り向いてはくれない。
前向きなお嬢。サッサとタクシーに乗り込む。まさに指をくわえる翁。小指の
思い出。お嬢の得意曲。今日は聞けなかった。遅れてきたあなたが悪いのよ。
にべもないお嬢。明日から、も少し早く出向くか。練習がないからな。
そんなときは来ない女。もう少しその明るさを分けてくれ。屈託ない笑顔。
つれて帰る竹取の翁。噓でーす。笑顔の面差しを連れ帰る。家内に会うまで。
オバサンを送ったの?いいや見送っただけ。別に悪くはない。楽しい時間を
過ごしただけ。夜空にツキが出ている。満月ならお嬢だな。今だ少し足らない。
練習して、夢芝居をマスターしたい。マスター教えて恋とは。舞台さ。
ここは恋の舞台。カラオケ喫茶は、舞台だった。恋はいつでも初舞台。
いい香りにふらっとする翁。トニック?フラトニック。プラトニック。
老いらくの恋は、ほのかに燃える。灰になるまで。はい。おしまい。