一の矢は受けても、二の矢は受けない

　心理学で学んだステキナ言葉をご紹介します。
　その言葉は、禅寺などで修行した人と修行していない人の違いは何か？との問いに対する回答。
　『修行した人は、一の矢は受けても、二の矢は受けない』

　ここでいう矢というのは、感情のことを表しています。
　嬉しい、楽しい、悲しい、苦しいという、最初に芽生える感情を、一の矢と言っています。心理学的には、第一感情とも言います。
　では、二の矢とは何か？
　それは、一の矢を受けて感じる感情のことで、悲しい感情にさせた相手に対する怒りや憎しみのことを言います。

　一の矢を受けないようになるとロボットのようなものになり、面白みがありません。
　二の矢を受ける状態のままだと、怒りや憎しみにまみれた生活を送る必要があります。
　一の矢は受けても、二の矢は受けない！とは素晴らしい表現ですね。