見に行った日が1000円で映画が観れる日だったので、早めに出かけました。
始まったばっかりだし、人気あるしで大勢入ってました。
雨の中傘も差さずに歩く倉石からはじまります。
2年前の無差別殺人が関係してるだろうという連続殺人事件、遺体に不可解なところがあり、捜査本部は怨恨で捜査を進めようとしますが、倉石はいつものセリフ「俺のとは違うな~~」とつぶやきます。
実際に似た事件もありましたし、刑法39条っていうのが今の時代にあわないんじゃないでしょうか。
それが事件を引き起こしたネックになっていました。
身内を殺され、残った家族はどうやって生きていくのか、映画版で出演の長塚京三さん、平田満さん、若村真由美さんが身内を殺されて深い悲しみを抱えて生きてるところが良かったです。
映画版の関しては、レギュラー陣は少し抑えた感じでした。
もう少し活躍するというより、いつものように倉石とやりあうところが観たかったです。
倉石自身も重大な問題をかかえています。
死者に手を合わせ、何もかも受け止めただひたすら、死者の声を聴き根こそぎ拾う、そこから真相を導き出す、倉石という人をここまで作り上げたのは内野さんです。
この人が倉石を演じなかったらここまでになったかどうかわかりません。
骨太の映画でした。