金魚cafe

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アナザーフェイス

2012-07-11 22:57:02 | 読んだ本
最近蔵之介さんが出てないので、くの字も何も書いてませんが、次の仕事でTVなりメディア出てくるまで良い子でまってます。

とりあえずグスコーブドリの伝記を観に行こうと思ってます。

そういえばご実家の蔵開きもあるそうで、なにもないことはないのです。

どうやって寂しさを紛らわしているかといえば、いままでたまってた録画観たり、本を読んだりしてます。

読んだ本がこれです。

アナザーフェイス 堂馬瞬一 文春文庫

これは先にTV観ちゃったんで内容わかってるんですが、図書館にあったので、借りてきました。

妻を交通事故で亡くしたシングルファザーの大友鉄、名前は固いけれどイケメンの優男。

捜査一課だったのを息子を育てるために刑事部総務課のデスクワークに変わりました。

定時で帰宅できるため息子の世話もなんとかできて、それはそれで充実した生活を送っていました。

しかし、自分の息子と変わらない年頃の男の子の誘拐事件が発生したことからその穏やかな生活に変化が訪れます。

読んでいいなと思ったのが、リアルに書きすぎてる警察内部のドロドロがないこと、皆一応正義のために働いてる警察であったことと、縦社会の体育会系の警察でポツンと文科系の男子が放り込まれたらどうなるかという面白さです。

大友鉄は学生時代演劇をやっていて、今でも主役は無理でも脇役クラスなら十分プロでやっていけると自分で自覚しているほどその場の雰囲気に溶け込むのがうまく、相手の気持ちをつかんでしまう才能があります。

そういうタイプの刑事さんっていなかったので、珍しかったですね。

だいたい男っぽい職場の中で自分のこと「僕は~」というのが刑事らしくないというか、そういうところが相手も警察と思わずなんでもしゃべっちゃうのかな。

それに刑事のカンとか、靴底すり減らして聴きまわるという今までの刑事像を壊す新しいタイプの刑事誕生しました。

アナザーフェイスの後に2作書かれています。

また続きを読んでみたいです。