金魚cafe

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大奥~永遠~

2013-01-24 22:40:48 | 映画
私の地元は月曜日が映画館のレディスデーでして、丁度その日に時間が空いたので映画館に行きました。

さて何を観よう。

橋爪さんに敬意を表して「東京家族」、「大奥」、丁度次回の話題作の谷間のせいかこの2つで選ぶことに。

「東京家族」はまだ始まったばかりだし、それならそろそろ終わりそうな「大奥」にしようと決めました。

「大奥~逆転~」も観ましたが、内容キャストはこちらの方が良かったかなと。

イケメン度は「逆転」の勝ち。

なんせ蔵之介さんが大奥総取締役藤波様でしたので。

ちょっと遊び心を感じたのが大奥でいりの御用商人の長持にスポンサーさまがはっきりでていたところ。

ロゴもそのままなのでちょっと面白かったです。

5代将軍綱吉というのは学校で習ったかぎりでは生類憐みの令などを発令したりしてとても名君とは言えない感じでした。

それと元禄時代というのが贅をつくした華やかな時代でここから幕府が傾いていくわけですから。

映画の綱吉公は才色兼備、実務もできる人となっておりました。

それならお犬さまが闊歩するようになったあの時代にならないじゃないの。

と思いながら観ておりましたら。

一人娘を病でなくし、次期将軍を産まねばならなくなり、そこから運命が変わっていきます。

綱吉の寵愛を得ようと周囲はあの手この手で美男を連れてきます。

そんな中に貧しい公家の右衛門佐が連れてこられます。

これが堺さん、TVの有功は慈悲深く野心のかけらもない天使?(仏に仕える身なので仏と言った方がいいかも)なのに対し、キレイな顔の裏に野心を秘めているという2役を見事に演じています。

まず自分の心の内を人に見せない。

最初に綱吉を見たときから心惹かれたはず、なのにあえて裏方にまわって大奥を支配しようとする。

綱吉も最初から憎からず思っているのにどちらも言わない、難しいカップルです。^^;

あと柳沢吉保を演じた尾野真千子さんが権力を欲しいのかと思えばそれは綱吉に恋愛に似た感情をもっている所を演じていて菅野、尾野と実力派女優の絡みは見ごたえありでした。

なぜ生類憐みの令を出したのかは歴史のとおりで男女逆転していてもうまく話をつなげていました。

世継ぎはできず、それでも儀式のように側室をあてがわれる毎日。

国で一番偉くてのぞみは思いのままでもホントに欲しいものは手に入らない。

ホントに欲しいものを手に入れたのはそれを手放した時。

何キロもありそうな豪華な打掛を脱いでかけていくシーンは今までの重荷をすべて取り払ってスッキリした感がありました。^^

どうなったかといいますと学校の歴史で習った通りでございます。

豪華な衣装と二条城のロケーションをみるだけでも価値ありでした。^^