金魚cafe

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中学生円山

2013-05-23 23:04:21 | 映画
今あまちゃんが大人気の宮藤官九郎さんが監督の映画を観てきました。

大きな公団の団地にすんでいる中2の円山少年のまわりで殺人事件が。

というとサスペンスっぽいですが、お話は中2の男子が考えそうな妄想と現実が入り混じったコメディであり青春ドラマでした。

あまちゃんのアキちゃんといい円山少年といい思春期ってあんなのいろいろ妄想してたっけ。

もし男性が観たら自分も中学生の時そうだったと思えるのかもしれませんが私は中2の男子ってこんなこと考えてたのかと思春期とっくに終わった年にたってわかりました。

こんなに詳しく少年のキモチが描けるというのはクドカンさんが今でも少年のキモチをもってるということなのか。

円山少年は団地で産まれ育ち父母、妹のごく普通の4人家族。

そして住んでる団地もどこにでもあるごく普通の団地。

その普通というのがくせもので住んでる人にもいろんな秘密があってもちろん円山少年の家族も人に言えない秘密を隠してる。

そんな団地に引っ越してきた謎のシングルファザーが草くん。

引っ越しの挨拶が手作りジャム。

もらう方も困ってしまってどうしていいかわからない物。

いきなり変な人全開で登場です。

引っ越してすぐに近所の奥様との井戸端会議にもすんなり溶け込み、誰も疑わないけれど円山少年だけがちょっとあやしいと思い込みそこから妄想を膨らませていくのです。

あさドラのあまちゃんがテンポが良すぎるせいかそれを期待して観るとちょっとのんびりしてるかなと思ってしまいます。

団地に住んでるちょっとあやしい人たちと関わり合いながら見えてなかったものも見えてきてだんだんとオトナになっていく。

それがカッコ悪いんだけど円山少年は着実に成長していきます。

好評だったら高校生円山もいけるかもとTVでおっしゃってたのを観て、このまますんなりとは成長しないであろう円山少年。

高校生になってまた妄想するところも観たいです。