堂場瞬一著 角川春樹事務所
職場の方に勧められてシリーズ4まで現在続いております。
これは4作目になります。
2作目、3作目は分析能力随一の西川、考えるより刑事のカンで行動する沖田のパターンでしたが、4作目はある不動産業者の強盗殺人事件、現在服役中の人間からの情報で容疑者が。
その容疑者を張り込んでる最中に怪我をして取り逃がした沖田に代わって西川が聞き込みを行い、入院を余儀なくされた沖田が資料を分析するという逆のパターンです。
お互い慣れないことをやって捜査が上手くいかないこと、そしてもしこれが自分じゃなくてあいつだったらどうするかという心の動きが面白いです。
お互いの大変さがわかって相手の能力を認めつつもギクシャクっぷりは変わらずですが周りの人間は喧嘩するほど仲がいいと思っているようです。^^
今回は堂場さんの別のシリーズで主役はってる人物もゲスト出演的な感じでチラリとでてきたりして、もしかしたらそのお返しに別のシリーズに沖田、西川コンビが登場するかもしれません。
凸凹コンビの警察小説は多いけれどこれは上位にランクしていると思います。