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よね吉・正邦ふたり会第三回笑えない会

2014-06-21 22:12:14 | 狂言
前回はじめて観に行かせていただいてハマってしまった笑えない会。

この会の趣旨は普段の公演で演じられないマニアックなものをやりたいと、年齢も近い落語家の桂よね吉さんと狂言の茂山正邦さんがはじめられたものです。

今他のジャンルとコラボというのは珍しくないですが、自分たちはあくまでも狂言は狂言、落語は落語と平行線のまま行こうじゃないかと。

どちらも起原は神社仏閣で道行く人に見せるものと始まったもの、どちらも時の権力者を皮肉った風刺的なとこがあることで共通点はあるのです。

最初のトークはやっぱりw杯のことでみなさん寝不足でいらしゃるようです。^^

最初が茂山正邦さんと弟の茂さんとで「連歌盗人」中世から江戸にかけて流行した連歌の会世話役になった2人がお金がないため用意ができません、それで知り合いのお金持ちの家に忍び込んで高価なものを盗んでたしにしようとしますがそこで高価な茶道具、掛け軸を観てつい句を読んでしまい帰ってきた主とてんやわんや。

どじで厚かましいところのある盗人2人がが憎めなくほほえましいのですが、結構めんどくさいな~。

さっさと逃げればよいのにとちょっとじれったくもありでこれが狂言ならではなのでしょうね。

ラストの正邦さんと茂さんの地謡が素晴らしいです。

マイクもなしで講堂に朗々と響く声に聞きほれてしまいます。

次が桂よね吉さんの「中村仲蔵」。

落語の枕でよね吉さんかなりの歌舞伎好きだということがわかり、4月に松竹座で観た私はそれだけでうれしくなっちゃいました。
ごひいきは中村時蔵さんと片岡仁左衛門さんが押しメンだそうで、かなり通われているようです。

京都には南座もありぴったりなお話でした。

最近歌舞伎を知った私はまだ知らないことがありまして、俳優さんも今もそうなのかわかりませんが、昔は楽屋が階級でわけられていたそうで名門の家に生まれなければいい役はもらえなかったそうです。

そんな中唯一名門の家の出ではないけれど名題になったのが中村仲蔵という役者さんで一度はあきらめて別の道に進んだのですが、芝居を止められなくて再び一から初めて名題になるまでというストーリーです。

実力があればよいのか?といわれれば出る杭は打たれるで風当たりもきつくいろんないやがらせをされたりしますが、芸のことは芸で返せと妻に励まされ(なんかどこでも倍返しなのかと)仮名手本忠臣蔵の斧定九郎という当たり役をつかむまでという上方の落語は笑いが多いのですがどちらかといえば人情話、笑いは少ないけれど話に入り込んでしまいました。

それからどうなるの?どうなるのドキドキさせられほろりとさせる。

歌舞伎の好きな人には聞いてほしいなあと思うお話でした。



京都芸術センターに入ってるカフェでナポリタン頂きました。^^

段田課長観てるといつもナポリタンを食べているので食べたくなってしまいました。

懐かしい味で美味しかったです。



京都芸術センターに行く前に佐々木酒造さんでちょっとお買い物をしました。

ポスター貼ってました~。

今日から公開ですものね。^^



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