西部邁氏のお話にも、とても惹き込まれます。建築家のおじちゃんとも、通じる部分がかなりあります。
共同体を大切にしていて、現代の日本の状況(共同体の破壊)を悲嘆していて、利便性に安易に飛びつくな
といつも言っておられます。またおじちゃんは資本主義に反対されています。「自然に帰ろう」と言っています。
西部氏の本「保守の神髄」(遺作)を借りて読んでみると、途中まで非常に惹き込まれるものがありました。
でも途中から私にとって絶対無理な考え(一番は核武装)が一気に書かれていて、ほっぽり出してしまいました。
一冊で、あんなに感銘と無理が激しく分かれる本は、彼の本が初めてです。昨年の1月21日に亡くなってしまいました。
享年78。多摩川で入水自殺をしたということでしたが、謎も多く他殺の疑いもあるとのことです。
小泉、竹中、もちろん安倍を非常に嫌って批判していました。いわんや橋下をや。
この動画は、とても面白かったです。このおじちゃんの話し方とか人柄が、私は好きです。
また宮台氏によるこの部分にも、とても感銘をうけました。 ↓
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40:40~
「この初期ギリシャの思考の中で最も軽蔑されるのは依存 超越つまり神への依存 理屈への依存
財(富ではない)に支えられた内発的な存在は、神を必要としないし理屈も実は必要としないはず
ところが過剰に理神論的に 理屈にすがる奴は、要は 内発性がなくて自信がないから理に従おうとして
過剰な合理主義をもたらすし あるいは自信がないから神に支えてもらおうとして 簡単に言えば信仰篤き者になる」
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理屈 理論 イデオロギー 宗教 誰かカリスマ的な存在 もっている肩書きや地位…
内発性がないから、なにかにすがる。それがどんなものであったとしても、とても不安定な状態で、時限爆弾みたいです。
早かれ遅かれ、時限が来る… 偽物だから。 依存していなくて自立しているなら、時限は来ない。内発性だから。
ヨーロッパでは、なににもすがらずに財(富ではない)に支えられて自立しているのが知識人の資格だそうです。
No Music No Life とか No Union No Rights という風な合言葉があまり好きになれないです。
あまりというか、きらい。私は宮台さんの解説を聴いて、その理由を説明してもらえました。