老婆には重荷でございます
はい、昔、家を建てたので。
家族がいつかはばらばらになるのに
部屋数もそれなりあって。
子供達はいずれ巣立って行くし
夫婦だっていずれどちらかが先に
彼岸へ旅立つ。
残った者は一人の老人または老婆。
カタツムリが家を背負って
のろのろと歩いているみたい
そして空き家になったらどうしよう
とか
ちゃんとだれかが買ってくれるかしら
とか
空き家税が大変なことになった
とか
悩ましいことばかりが
「家」にのしかかるのです。
煩悩・・・ですねぇ。
ふっきりたいものですが
なかなか。
持つべきものは少なく
持たざることが
よきことなり。