<驚いたね。>
GWに訊ねた富山で埋没林の看板を見てすごく興味が沸いた。
さっきまで寝泊りしていた青森のベンセ湿原にも埋没林があるという。
事前に調べていたわけではないし偶然ってすごいよなぁ。
もちろんすごく興味が沸いている。
<盆ツー3日目その一>の続き・・・
それがどれぐらい古い木々なのかその場所にいる私にはわからない。
途中に看板も説明も無い。
帰ってきてから調べた。
<2万8000年前の針葉樹林が突然の地形変化で埋まった>らしい。
★最初にね2億って書いてた・・・恥ずかしいや(^^;)
トリッカーを置いて歩く。
バイクブーツで砂地を歩くのはしんどい。
この辺りまで車が入ってきてる痕跡がある。がこれ以上は無理だろう。
歩くしかない。
ちらっと海が見えてきた。
道が漂流ゴミとかで散らかってる・・・ここでいいのかな、この道でいいのかな?
なんか不安。
あれぇ・・・何もないままホントに海に出ちゃったよ。
ルート間違えちゃったかな・・・
でも先に進もう。
途中道がグチャグチャのところがある。
オレンジ色に濡れてて更に不安。
<この正体があとでわかるけど・・・はじめてみるとちょっと引く>
あれぇ普通の砂浜だなぁ~・・・。
う~~~ん
<自分の立ってる所から下を覗く。>
むき出しの地層から黒っぽい物体がにょきっと生えてる。
よく見るとそれだけではなく黒っぽい物体があちこちにある。
石?
いや、不自然な光景。
まさか、
自分の足元がそうなのか!
急いでグチャグチャの坂を下りて生えてる物体を調べる。
異様な光景だ。
同じような段差というか壁がずらぁーっと長い距離続く。
地層上部のオレンジか赤い部分は濡れている。
雨でもないのに絶えずポタポタポタと雫をたらしている。
さっきの坂がグチャグチャなのはそういうことか!
湧き水か地下水路がここに流れてるのかも、
あっ、ここは湿原だったね。
水源はある。
そんな不思議な地層から
出てるよ!
明らかに木の痕跡を持つ物体が、
(違ってたらゴメンよ)
さっきのにょきっ!はこれ。
間違いなく木だ。
よく見るとあちこちにあるよ。
ほぉ~、
これでやっと納得した。
道は間違ってなかった。
ここが「つがるの最終氷期埋没林」だ。
GWに見た「富山県の埋没林博物館」で見たのとは違った形で見ることができるね。
自然そのままの形でそこにある。
つまり、どんどん風化して崩れていくので見たい人はお早めに!
<人の方が風化早いか・・・>
たぶんこれもなんだろうね、だとするとかなりの巨木だったかも。
(違ってたらゴメンよ)
これなんか明らかにそうだ。
繊維がわかるというか完全に石化してないね、これ。
(違ってたらゴメンよ)
折り重なってるのか?
一本の巨木か?
ただのもろい岩か?
さっきから独りでここの散策を続けてる。
ほんとだれもこないね。
他のライダーもドライバーもこない。
こういうものに興味を持ってやってくる自分が変なのかもしれない。
この絶えず水を滴らせてる赤い地層とそこから顔を覗かせてる木の痕跡をもつ物体。
その非日常的な光景をたった一人で見ていると
不思議な感覚に包まれるね。
いろんなこと思い出したり考えたり・・・
津軽の海に向かって泣いてみようか?
耳に聞こえるのは波の音と鳥の声だけ。
ここに来るまでの海岸には大勢の人が詰めかけてたのにね。
ここには自分しかいない。
ほんと不思議な気分になる。
さてと戻ろうか、
十三湖と竜飛崎、今日のメニューは距離は走らないものの密度の濃いツーリング。
数年前からこの二つには憧れていたんだ。
まさかトリッカーでこんなところまで走ってくるはね。
一度に長い距離走れないバイクだけど可能性というか何か掴んだ感じがする。
いける!
今度はどこをめざそうか?
ただいま、さ、行こう。
しかし、あの山って火山じゃないよね。
雲が見事すぎる!!
<その三>に続く。
あちこち追記したねぇ。
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